常軌を逸した残虐シーン。「ミスミソウ」

よくあるいじめのお話かと

舞台は、とある地方の中学校。転校生からなのか、はたまたボスザルの機嫌を損ねたのか。主人公の女の子は同級生達に凄まじいいじめを受けていました。

靴を隠され、放課後呼び出された山林に向かうと、いじめっ子グループ達が待ってましたとばかりにお出迎え。

盗まれた靴を泥水に放り込まれ、取りに行く所を後ろから蹴倒され、泥だらけ。とにかく陰湿極まりない、いじめに耐える毎日を過ごしていたのです。

これってドラマ、人間失格のようにいじめっ子達を父親が一人ひとり復習していく話なのかなと思いました。

が、話はそう単純ではありませんでした。

ミスミソウ

暴走するいじめっ子

学校のいじめの報告をしても、全く聞く耳を持たない学校に愛想を尽かし、卒業までの間、自宅待機することにしました。

が、これがいじめっ子達に俄然調子に乗らせる結果となり、あろうことか、彼女を殺すという常軌を逸した同級生が出現。

主人公の彼女がいなくなった後、この子がいじめの対象となり、今自分がいじめられているのは彼女のせいだと思い始めたのです。

周りのいじめっ子は、やれるものならやってみろと彼女を煽り、彼女も次第にヒートアップ。主人公の彼女の家に火を放ち、両親は焼死。妹も全身やけどを負うという惨事になってしまいました。

運良く外出中の彼女は、この災難を逃れるも、あまりのショックに声を発することができないほどに。

殺し屋ばりの急所攻め

意気消沈してしまったかに見えた彼女ですが、ここからがこの作品の見どころです。

ここから彼女の復讐劇が始まるのです。まず標的はいじめっ子グループの女の子。次いで男子イメジっ子グループのリーダ格。

一切の感情を表に出さず淡々とナイフを突き刺していく。それも一撃必殺とばかりに全て急所にヒット。

殺し屋ばりの正確さと冷徹さで次々と悪を退治していくのでした。

信じていた彼も?

そんな殺伐とした彼女にも、唯一心の支えとなってくれたのが、これまた転校生の男子。

事あるごとに、いじめられている彼女を助けてくれたり、彼女にとっては王子様といった感じ。

自宅療養中の時にも足を運んでくれたり、よくできた男の子だなと思いました。最初は・・・。

が、この彼も相当なエキセントリックボーイ。とにかく自分の思い通りに行かないと我を忘れて切れる。

彼の転校は両親が亡くなったのが理由ですが、その二人を殺めたのが彼だったのです。

彼から中学校を卒業したら東京で二人で暮らそうと誘われたものの、バッサリと断ったとたんに彼の態度は豹変。

電話の向こう側で半狂乱となり受話器で洗面台や壁をたたき暴れん坊将軍もまっさおうの暴れっぷりが発動。

これに違和感を感じた彼女は、次第に彼から距離を置くにようになったのは言うまでもありません・・・

で、何が言いたかったの?

残されたのは主人公の彼女、そして彼女の家に火を放った元いじめっ子。そしていじめっ子のリーダーの女の子。そしてDV男子。

最後はまさにバトルロワイヤル状態。残虐シーンも思わず目をそむけたくなるものばかり。

心臓の弱い人にはおすすめできないかもです・・・。