タイトルに惹かれる
誰もが小さい頃は自分は特別な存在だと勘違いは経験すると思う。もしかしたら魔法が使えたり、いや宇宙人かもしれないとか・・・。大きくなるにつれ自分は普通の人とな何ら変わらない人間に気づくわけだけど。
けど、このタイトルから、そんな諦め感はゼロ。むしろ未だ夢を追いかけている感がプンプンで、興味がそそられた。
超がつくほどポジティブな主人公
ノンスタの井上さえかすむほどの超ポジティブな主人公のシズオ。40過ぎで会社をやめて半ニート状態。しかも娘がいるというのだから、これが自分だったら、ノイローゼ状態。
なのにシズオときたら超ポジティブ。40過ぎて本気で漫画家になろうとしている。呆れるを通り越してむしろ応援いたくなってしまう。
次第に回りも巻き込む、巻き込む
良くも悪くもポジティブって、回りの人を動かす力がある。シズオの幼馴染にしろ、山田孝之演じるフリーター、そして実お娘も。何だかだ言って、シズオと接するとで、新たな人生の第一歩を踏み出させたのは事実。観ているこっちも元気づけられるのだから不思議。
出演者も個性豊か。秀逸は橋本愛
堤真一、山田孝之、生瀬勝久もそれぞれくせのある役を見事に演じていたけど、中でも橋本愛は秀逸。ふがいない父を持つも、ぐれることなくむしろ父の良き理解者を演じている。声量が全くなくほぼ素の状態。逆にその演技がリアリティありすぎて怖すぎる。
逆に、この娘を主役した作品を見たくさえなった位。
まとめ
とにもかくにも、40を越えた今ちょっと疲れてます、人生にというサラリーマン男性にぜひ観てもらいたい作品です。観終わった後、俺だけじゃないんだという安堵感は多少あるかも。
さすがに、「そろそろ本気出しますか」的な気持ちまでにはなりませんが・・・