こんな暮らししてみたい「さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-」

通販でバカ儲け。珈琲ショップ

4歳の時に生き別れた父への償いとでもいいましょうか、生前、漁師の父が使っていた船小屋を改装して珈琲ショップをオープンした永作博美演じる主人公のミサキ

陸地からちょっとはみ出して立つ船小屋は目の前がオーシャンビューと最高のロケーション。

しかもアフリカ、ブラジルから輸入した珈琲豆を売るという本格て的なお店。

基本的には通販がメインで、お店でも販売していというもの。

船小屋から珈琲屋へんと改装費もバカにならないし、しかも女性一人。この先生活してイケるのかなと余計な心配ばかりしてしまいました。

が、この珈琲豆屋、ヨダカ珈琲はそもそもお客様も既にたくさんついている優良ECショップだったのです。

なので、それまで稼ぎで十分余生は暮らせる位はあったのでしょう。

で、残りの人生は父への償いに費やそうとミサキは考えたのだと思います。

さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-

残念なママ役がいい、

対照的なのが、ヨダカ珈琲とすぐそばに済む佐々木希演じるえりこ家族

キャバ嬢をしながら子供2人を養うエリコですが、ほとんど家を空ける始末で、残された子供たちは毎日カップラーメン。

時には食べるものさえないという悲惨な状態。

が、よく出来た子供たちです。ママにいらん迷惑をかけたくないと、例え給食費を滞納していようが、一切口にせず自分達で何とかしようとします

今の世の中、こんな出来た子がいるものかとちょっと泣けてきました。

さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-

子供にしごとは何ぞやを伝える

そんなエリコ家族の状況を見兼ねて、手を差し伸べたのがミサキ

ただし、お金を貸すのは教育上よろしくない。お仕事の楽しさを教えるという一環でヨダカ珈琲で、子供たちに働いてもらうことを提案。

労働基準法には抵触しますが、んなことは承知済み。

ミサキに色々な仕事を教えてもらうに連れ、子供たちは働く楽しさをどんどん膨らませていきます。

しかもお金という対価をもらえるというのだから、遊びよりも断然楽しい事を思い始めます。

昔、僕のお家でもお風呂掃除100円、肩たたき50円、白髪抜き10円と社会の仕組み教えられたものです。働くことで初めてはお金がもらえるということを。

それに近しいものを感じました。

エリコの改心

最初はミサキを避けていたエリコでしたが、ある事件をきっかけにわだかまりもなくなり、エリコはヨダカ珈琲で働くことになりました。

子供たちも毎日ママがいる生活にかなり大喜び。

エリコもそれまでのすさんだ生活と性格も改心され、それまでは立膝ついてスマホを見ながら食事をするママから、子供健康にことさら気を使うママに変心。

子供たちへの対応もかなりマイルドになり、これも全てミサキのおかげ。

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父への償いは?

そもそもヨダカ珈琲も、海で遭難した父に帰る場所をつくってあげたいという一心でオープンしたお店。だと思います。

クライマックスでは、父の消息やらが見えてくるわけですが、エリコ家族との関係もこれまた色々とその先に・・・

とにもかくにもハートウォーミングな作品であることは確かです。ぜひ