黒船上陸までは行きませんが・・・
2015年の韓国賞金女王として、2016年から日本ツアーに参戦したキム・ハヌル。
ツアー開幕当初は何度かトップ10にランクインし、さすが韓国女王の実力を発揮したものの、ツアー中盤からはテレビでお見えする回数もあり、失速した感じが否めませんでした。
同僚のイ・ボミは2年連続賞金女王を手中にし、イ・ボミの陰に隠れている感が・・・。
が、ツアー最終戦では大爆発。
最終日の12ホールを終えた時点で申ジエとならび首位。
テレビをつけた時からもう心臓バクバクでキム・ハヌルの応援に集中しました。
お見事、連続バーディ
一緒に並ぶ申ジエを一気に引き離した13ホールと14ホールのバーディ
このホールのセカンドショットはかなり神がかっていましたね。いつになく緊張な面持ちのキム・ハヌル。笑顔も一切消え、一方の申ジエの笑顔が逆に怖くもあり、やっぱりこの人からは目が離せないと思った次第です。
苦しい16番、17番ホールもギリセーフ
パー3の16番では、ピンから大きく離れ所に落としたもののロングパットもピンそばまで寄せてパーキープ。
続く17番もピンの途中に水たまりがあるという悪条件ながらな無難にパーをキープ
少しでも気を抜くとコロコロと転落してしまうのがゴルフの怖い所。
この2ホールで集中力を切らさず残った所が大きかったのだと思いますね。
成田美寿々が虎視眈々
申ジエとのマッチアップかと思いましたが、思わぬ所で伏兵出現。日本人選手の成田美寿々が最終ホールでバーディを決め申ジエを抜いて単独2位。
キム・ハヌルとのプレーオフとの目も出来ました。
申ジエは大人だよ
結局3位に沈んだ申ジエでしたが、学ぶ所は多いですね。
ショットをミスっても常に笑顔でしたから、メジャーで結果を残す選手とはやっぱ違うだなとつくづく感じました。
18番ホールは安心して見れました。
迎えた18番、パーで乗り切れば優勝の場面。それまでドライバーがやや不安定でしたが、このホールでは見事フェアウェイキープ。
続いてセカンドも距離ピッタリの位置につけ、優勝を確信しました。
欲を言えばバーディで決めたらもっと盛り上がったしょう。
最後に彼女の優勝を祝ってくれたのがジョンミジョンだけというのにちょっと寂しい感じはしましたが、母親が祝福にかけつけてくれたので、さぞ嬉しかったことでしょう。それにしてもチョ~顔が似ているのにはほっこりさせられました。
終わって見れば賞金ランキングもベスト5に残る成績を収め1年目にしては上出来だったのでは?来年のツアーが大いに楽しみです。