ソ連崩壊後のロシア経済の盛衰

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市場経済化でハイパーインフレ?

1991年にソ連が崩壊し、市場経済に舵を切ることとなったロシア。が、予想が甘かったのかとんでもないインフレに見舞われ、幸先の良いデビューとなりませんでした。

その後は、目も当てられない惨状が続きGDPは毎年マイナス成長。ソ連時代の6割程度までGDPが縮小し、自由化は本当に正解だったのかと自問自答したことでしょう。

消費財や家電、自動車などの産業も衰退の意図を辿り、唯一の希望の星とも言える航空作業も同じ道を歩むこととなったのです。

資源高騰でようやく光が見てきたロシア経済

国内産業が停滞していく中で、ロシア経済を救ったのが原油、天然ガスなどの高騰。1990年代は資源安でロシア経済の復興に貢献していませんでしたが、1997年のアジア通貨危機でOPECが減産をすると、ロシア産原油に注目が集まるようになりました。

2000年には実質GDPの成長率が前年比10%。それまでのマイナス成長が嘘のような目覚ましい回復を見せます。

その後の10年間は年平均7%の成長を誇り、この頃にはBRICsという一昔前によく耳にした経済絶好調国として中枚入りを果たすのです。

プーチンさんが大統領に就任したのが2000年。ってことはロシア経済復活のタイミングと重なり、幸先の良いデビューとなったことでしょう。

民間企業の悲哀

市場経済とは言え、しっかりとソ連時代の共産主義は残っているようで、民間企業の買収、乗っ取りも一方で広まっていたのは事実。

標的となったオリガルヒという企業は、社長さんが脱税容疑で逮捕され、国有化されて解体されるという始末。

この会社、ロシア経済低迷期の1990年代に勃興した企業で、政府との繋がりを背景に成長。国に対して融資をしていたほどの規模を誇っていました。

が、あまりにも巨大になりすぎたのがプーチンさんの目に止まったが最後、国有化の憂き目に合うこととなったのです。

我が世の春は、そう長くは続かない

絶好調期を迎えていたロシア経済。BRICsとして世界から認められる新興国となりましたが、好調期はそう長くは続かず、2014年頃から再び原油価格が低迷。

さらにクリミア併合による西側諸国の経済制裁などもあり、再び低迷期に入ってしまうのです。

当初は、海外投資を背景に北極海沿岸や極東などの油田・ガス田などの新規開発を予定していましたが、これも頓挫。

そして今回のウクライナ危機により投資はさらに絞られ、まるで自分で自分の首を締めているようにしか見えません。

大口顧客を失い、さらに窮地

ロシアによるウクライナ侵攻で、日本はロシアからの輸入を禁止すると発表。欧米諸国の対応にのかったわけですが、こうなると益々厳しくなるロシア経済。

ロシアの輸出総額の6割近くは原油、天然ガスなどなど。その大半は欧州であり、彼らがロシア産はいらないよ、もしくは輸入を絞るともなれば大口顧客も失ったも当然。

好調と低迷を繰り返すロシア。しばらくは低迷期が続きそうな感じがします。

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