使い切るに歓びを感じる
食材を買い冷蔵庫がパンパンになるものの、1週間するとスッカラかんになる様子を見て歓びを感じる僕
これ、つまり計画的に食材を消費したことの表れであり、無駄なく使い切った証でもあります。
ところが稀に野菜などでは色が変色したり、しなびてしまったり、食べたらお腹を壊しそうなものもあります。
泣く泣く廃棄するわけですが、どこか後ろめたさを感じてしまいます。
社会的にもこの手の廃棄ロスはよろしくないという風潮が昨今高まっています。
お茶碗一杯分のロス
環境省によると、この手の廃棄ロスは2016年で646万トンにも達するとか。
一人あたりにすると毎日お茶碗1杯分が廃棄されているとのこと。
そう考えるとかなりの量が人間の胃袋に収まらずにそもそもの使命を果たすことなく捨てられているんですね。
非常に残念なことです。
スーパーの安売りは定番化しているけれど
食材を売る側でも、廃棄ロスをなくすため値引きという形で取り組んでいるのは周知の事実
値引き目当てにスーパーに足を運ぶという人もいる位ですから。
この仕組を飲食店に導入したというのが今回のお話
あるようでなかったこのサービス。今の時代にフィットして順調に利用者を伸ばしています。
アプリ「TABETE」
飲食店ともなれば廃棄ロスはかなりのもの。「予約がドタキャンされた」、「思いの他売れずに余ってしまった」、「賞味期限がギリ」などなど。
これらの泣く泣く廃棄してしまう商品を格安で販売してくれるのが、廃棄ロスマッチングアプリTABETE。利用者は「TABETE」に登録しているお店の中から、好きなメニューをタップして店舗に訪れてピックアップすればOKというもの。
お金の支払いなどはアプリ側とするので、店舗に行ってお金を支払う必要もありません。
お店よし、お客よし、世間よし
お店にとっては廃棄処分費を抑えられるというメリットがあります。
お客はメニューを安く購入することができます。例えば人気のあのメニューも、もしかしたら割安で購入できるチャンスもあるわけです。
そして世間的には廃棄ロスを抑えるということができ社会にも貢献できる。
3方よしという素晴らしいサービスなのです。
今後さらに拡大してよ
「TABETE」の登録店は現在220店。利用者はサービスを開始して約4万5千人と順調な滑り出しを見せています。
年内には500店を目指すということで今後の拡大が期待できます。
ある意味、外食産業の救世主にもなり得るのではないでしょうか。