業界専用の情報
この記事を書くまで不動産屋さんでしか知り得ない情報があることを知りませんでした。
その情報とういのがマンションの相場情報。住宅情報誌やサイトで見かけるのはごく一部しか公開されておらず、ここに一般消費者と不動産屋さんの間で情報格差が起きているようです。
ある意味、互いの利益のため、どこの不動産屋もこの情報をオープンにしていかなかったのでしょう。
が、この慣習はおかしいと声を上げ、オープンにしちゃったのが、今回紹介する住宅情報サイトマンションマーケットです。
社長は元sumo
このサイト、個人的に信用できると思ったのが、あの巨大住宅情報サイトSUMO出身の人が会社を立ち上げたから。
ある意味、その世界に精通した方によるサイトなので、どこか安心感があります。
仲介手数料にもメス
マンションマーケットの社長の業界への挑戦っぷりは、先に触れた情報のオープン化だけに留まらず、仲介手数料にもメスを入れたというのが特筆すべき点。
従来は売買価格3%+6万円。1億円の住宅なら手数料は306万円。2000万円を住宅なら66万円。が、やっていることはどちらも一緒。これはおかしいということで、こちらを定額制にして、49万8000円に。
先に上げた2000万円の住宅を購入した場合、約16万円も安くなります。
立ち上げ時は大変だったよ
サイト立ち上げ時には、なんと物件情報を人力で収拾し、かつインタネットに散らばる売買価格を自動収集するシステムを構築し、何とか部件情報を集めました。
また、価格周りは、独自の計算式を使いサイトからカンタンに査定額を出せるように。
初期開発費で相当お金がかかっていることが伺えます。
会員数もうなぎのぼり。立ち上げ時から1年半は1万人にも満たなかったもの、今期には1.5万人に倍増。
1年目のこの惨憺たる状況に諦めず信じてサイト運営を続けていったというのは凄いです。
強み営業管理費が安い
店舗を持たないことで固定費を抑えられ、その分をエンジニアの人件費に割いているとか。
この規模のサイトとなると、確かに優秀なエンジニアに頼らざるを得ないのは確か。
ただし、鍵の受け渡しなどの仲介業務がどうしても必要。てなわけで今は東京23区のマンションに限られています。
今後は地方の仲介業者と提携していくことも視野に入れているそうです。
まとめ
業界の通例を打破する突破力は相当な力技。他社からの圧力にも屈せず運営し続けるというのは相当なことだと思います。
こうしてビジネスというのは進化していくのだなと感じた次第です。