リアルタイム渋滞ナビの破壊力
走行中のクルマから情報を収集して、リアルタイムの渋滞情報を提供してくれる。
自動車メーカー各社それぞれに独自のサービスを展開していますが、このサービスにいち早く展開したのがホンダだった気がします。
このサービス、突き詰めれば会員数の数がモノを言う世界。会員が多ければ多いほど、より広範囲のリアルタイム渋滞情報を提供できる訳で、と考えると販売台数の多いトヨタがやはり強いかと思います。
この数の差を埋めるべく、ビジネスの世界にこの技術を応用したのが、今回のお話。
ホンダの日本郵政との取り組みが面白かったので、ネタにしてみました。
バイクの走行情報も取得
インターナビは基本的に幹線道路のいわゆる大通りの渋滞情報に強さを発揮します。
渋滞しているようであれば、脇道にリルートして渋滞を避けたルートを再設定してくれます。
が、脇道に入ったとたんこちらも大渋滞。なんてこともありえる。
こんな残念なことが起きないように、ホンダは日本郵政と提携して、バイクの走行情報をも取得するサービスを展開をしはじめたわけです。
クルマとバイクでは、走る道が異なる。バイクはどちらかと言うと、ローカルの脇道。地元民しか使わないような道を毎日配達で使うわけです。
この情報さえもインターナビに取り込めば、脇道に入っても渋滞に出会うことなくスイスイと行けてしまう可能性も。
県外ナンバーが地元民しか知らないような路を走っていたら、それはホンダのインターナビのサービスを使っているかもしれませんね。
外回り営業にはつらい
さらにこのサービス、外回り社員の行動把握にも使えるという優れもの。
GPS技術を使って、今、社員がどこを走っているのかがひと目でわかります。
遠い昔にポケベルを持たされて、鳥かごの中の鳥を思い出させるような外回り営業にはつらい監視体制ができるわけです。
このサービス、物流会社はもちろん、一般の企業への展開も視野に入れているとか。
となると、インターナビの情報も、どんどん厚みを増すわけで、渋滞情報の精度も高まっていくでしょう。
他にも安全機能や燃費改善にも
さらに、このサービス、位置管理に留まらず速度チェックなどもでき、ドライバーそれぞれの運転のくせも把握できるというもの。
物流業界では既に、このたぐいのサービスが展開され、燃費改善にも貢献しているとも聞きます。
これと同じような機能が、この日本郵政との提携サービスについているというのですから、郵便屋さんのマナーもよくなるでしょう。
将来的には自転車にもこのサービスがついてしまうのではないかと戦々恐々としているのでしょうか。
郵便局員は・・・