未上場ながら評価額1000億円オーバー
世界に目を広げるととんでもないベンチャー企業が多いことに気づかれれます。
今、世界的に未上場ながら評価額が1000億円以上のベンチャー企業が200社前後いるとか。
その希少性から、それらの企業をユニコーン企業と呼んでいます。
ウーバーって未上場?
中でも注目なのが、ライドシェアで広く世界的に知れ渡っているウーバー
推定企業価値は約7兆円と他のユニコーン企業を圧倒するほど。日本の上場企業で時価総額8位の日本たばこ産業に匹敵するというですから。
まるでインディーズシーンでメジャーのヒットチャート上位に喰い込むほどの力を感じさせます。
国別ではアメリカだけど・・・
このユニコーン企業。国別で見るとアメリカが約半数の100社となり次いで中国。その差は2倍以上とアメリカ強しという状況ですが、ここ最近では中国の成長も著しく、ここ1年半の増加数ではアメリカのそれに比べて中国の方が多いとか。
例えば環境問題のネタで触れた自転車レンタル。この運用を行っているのがOfoというユニコーン企業。他にもEVベンチャーのNIOなどが挙げられます。その他にもユニコーン企業予備軍として宅配事業会社の豊巣科技、動画アプリの快手も控えており、この現象は一過性のものではないこと伺えます。
で、日本のベンチャーはどうよ
アメリカ、中国の存在感だけがやたらと目立つユニコーン企業
気になる日本勢はと言えば、個人間の売買をメインとしたメルカリ1社のみ。
政府による起業家促進の施策は打っているものの、現状はアメリカ、中国の足元にも及ぼないというの正直な所でしょう。
今後メルカリに続くユニコーン企業の登場を待ちたいところです。
もはやここまで来るとユニコーンじゃないよ
評価額1000億円オーバーのベンチャー企業が200社もあるなんて、ひと昔前では、考えられませんでした。なので、希少性の高さからユニコーンと名づけられたのですが、ここまで増えると希少性もなく、ユニコーンというよりか、普通の白馬と言ってもいいでしょう。
ここまで増殖した訳は?
ひとつには世界的な金融緩和で金回りが生じ、利回りの高いベンチャー投資にお金が向かっている。
中国に関しては政府からの海外資金流出の規制で、投資先が絞り込まれ、そのひとつにベンチャーへの投資があり、そこにお金が投資されています。
両者とも外部要因が大きく影響しています。日本も同じように融資にお金を回すよう施策が打たれているのにベンチャー投資が活性化されないのは残念でなりません。