タイトル通りではありますが
タイトルからある程度の察しがつく本作品。平たく言えばお母さんの再婚。ただ作品としてのインパクトがないので、お相手は年齢は20歳近く年の離れたヤンちゃそうな男。さらにジェームス・ディーンを真似たオールバックの金髪。と来たので、のっけからグイグイと作品にのめり込めました。
この年の差婚、現実の世界では元巨人軍のペタジーニ選手の奥様が、確か同級生のお母さん。
レアケースではあるもの、この手の例は実際にあるんですね。
困ったのは一人娘の宮崎あおい
深夜に泥酔したママが帰宅。いつものことかと玄関に向かったら、あろうことか男連れ。
p酔った勢いで盛り上がり家まで連れてきてしまった類かと思いきや、まさかのこれからの同居する結婚相手。
ママはママで娘の心配をよそに、「同居するからよろしくね」と娘の意見に全く聞く耳を持たない徹底ぶり。
案の定、娘は家を飛び出します。さぞこれからの生活が大変そうといらぬ心配をするばかり。
朝起きると、最近知り合った人が食卓にいて、リビングでに行けば当然のごとくテレビを見て、お風呂の順番はどうなるのとか
猛反対の娘
気でも狂ったとしか思えないママの結婚。けど、ママはいたって正常。
再婚のお話は過去にもあったが、娘のことを思い、何度もお断りをしてきたのに今回はどうしてと。しかも今までの再婚相手のラインナップの中では真っ先に落とされるのが桐谷健太でしょう。なのに何故?。
それはママが余命あと数年という病に侵されていたからなのです。
話がグッと泣ける展開へ
それを知った娘も快くママの再婚に同意し、かつ最初は嫌がっていた衣装合わせに行くことも了承したわけです。
大竹しのぶの純粋に死ぬ前に一度でいいいから白無垢を期待という夢が叶えられちょっと胸にこみ上げるものがありました。
それからも病との戦いになるわけですが、しめっぽい感じは一切になく、相変わらず天真爛漫なママ
それに対して明るく振る舞う娘。お互い無理しているながありありと伝わってくるものの、けして、弱い部分を見せない強い意志がジーンと来ました。
余談。時代を感じるガラケー
この作品、スマホがまだ普及していない頃の作品なので、通話シーンはほとんどがガラケー。
といった具合に、ちょっとした小物でいつ頃の作品だなとわかるのは新たな発見でした。
それとガラケーの方が絵になっている感じがしました。大きな板状のものを耳に当てているより折りたたみのガラケーの方がしっくり来ました。
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