取引シェア、全世界でNO.1の日本
2017年の10-12月の取引シェアが、世界NO.1となった日本。主な取引国を見ると、米国、韓国、中国の4カ国。で、それまでぶっちぎりで首位を走っていた中国ですが、政府が全面的に取引所を強制的に閉鎖したことでシェアは急落。で、中国にとって代わって首位となったのが日本なのです。
このブログでも触れた通り、それまでは素人さんには手が出しにくい雰囲気がありましたが、ある小売店ではビットコインでの決済でも対応してたり、住宅の世界にも広がっていることから、その裾野は確実に素人層にも広がっています。
他にも、2017年の改正資金法の施行も大きいと思います。取引所の監査や顧客資産の分割管理が義務付けられたのですが、安心感が高まりした。
決済手段というよりも投機色が強い
では、今後ビットコインがさらに広まっていくかというと話はそう簡単でもない。というのも素人さんは主に決済手段として使うわけで、それがビットコインの普及を後押しするのですが、現状は投機目的の色が濃い。その数は全取引の9割にまで達するとも言われています。
1年で17倍は確かに魅力だわ
ビットコインの1ビットコイン価格は年初に比べて約17倍に高騰していることもあり、他の投資商品に比べ魅力的。ある男性会社員は、800万円分のビットコインを購入したとか。このような方々は今後増えるとも言われています。
大手取引所では、2016年に比べ約2.5倍に利用者数が増えたようで、年末から来年にかけてさらに増えていくことが予想されます。
分裂が気がかりなのです。
投機目的と聞くと、一過性な感じが否めず、この過熱気味の状況が一旦冷却しないと普及に向けては無理かなというのが正直な感想。
しかも、このビットコインが分裂しまくりというのも、素人にとっては不安要素でもありますえ。
2017年8月に「ビットコインキャッシュ」が派生し、さらに10月には「ビットコインゴールド」が誕生。んで11月にはビットコインダイヤモンドが誕生しています。
で、これが投機を目的としたプロにとっては旨味のある話になり、投機熱をさらに煽っている感じが否めません。
ある取引所にビットコインを預けると派生通過を自動的に付与してくれて、しかも含み益が発生するとか。
となると、派生ビットコインが出るたびに、含み益を得られるという打ち出の小槌状態になることも考えられる訳です。
派生ビットコインの取扱に関しては扱っている所と扱っていないところもあり、単純に含み益を得られるわけではありませんが、それにしてもこんな美味しい話がまかり通るのは素人の僕から見ると怖くてたまりません。