何でもハラスメントの時代
最近、世の中には様々なハラスメントが蔓延しています。セクハラやらパワハラなどはよく耳にしますが、他にも、SNSでフォローや友達申請、コメントを強要するソーシャルハラスメント、IT用語を連発して相手を困らせるテクノロジーハラスメント、極めつけは血液型で性格を判断するブラドタイプハラスメントといった具合に、不快に思えば何でもハラスメント化されてしまう。
全ては相手の捉え方次第かとは思うんですけど・・・。
で、今回のお話は、匂いに関するハラスメントのお話。スメルハラスメントこと、スメハラです。
職場の匂いは様々
ある匂いに関するアンケート調査を見てビックリ。職場の同僚や上司などの身だしなみで「どうにかしてほしい」ランキングで、トップは匂いに関するもの。一番が体臭で、ついで口臭。においに関しては他にも香水や化粧品、柔軟剤や芳香剤というのもあります。
トップの体臭については、幸いなことに職場には、体臭がきついという人はいないので、イマイチピンと来ませんが、口臭は、あれっと思う方はお客さんでもいますね。
ただ、こちらが我慢すればいい話であって、声に出して「臭います」という所までさすがに言えません。
職場でも、なかなか言いづらいところもあり、逆に指摘した側が、パワハラなどで訴えられることもありえます。
なので、改善していくにはなかなか難しいところがあります。
全社を挙げてにおい対策
ただ、ある特定の人だけに改善を求めるのではなく、全社的な取り組みにして、人的な匂いはもちろんですが、空間に対する匂い対策も加えれば、オブラートに包んで体臭、口臭の改善は図ることができます。
あるタクシー会社では、接客マナーの向上の一環でにおい対策を実施。運転手に消臭スプレを配布。乗客が降りた後に、シュッシュとシートに消臭スプレーをすることを励行しています。
前の乗客のタバコの匂いや化粧の匂いが残っていると確かに不快に感じることがありますので、このサービスはありがたいですね。
他にも健康診断で歯科検診をして、口臭をチェック。一定値を越えると通院を義務化させるという徹底ぶり。さらにコールセンターから、定期的な車内の換気を呼びかけているとか。
これらの取り組みにより、クレームが減ったとのことで、一定の効果を上げています。
まとめ
これまで被害者側の話をしてきましたが、もしかしたら自分自身、加害者になっている可能性もあります
体臭、口臭というのはなかなか、自分自身では気づかないものですから。
この記事を読み、身だしなみには気をつけようと思った次第です。