既存ゲーム会社を脅かす存在だったのに
任天堂がスマホゲーム参入と大きく報じられた今は昔。あの時はパズドラが大人気で、スマホゲームが台頭。据え置き型ゲーム機メーカーもこれは生き残るのは大変とのことで、スマホゲームに参入しました。
それから数年経っただけなのに、今スマホゲーム業界事態がかなり厳しい状況だとか。
とにかくプレーヤーが多い
スマホゲームは金になるということで、様々なメーカーからどんどん新作が発売されていますが、日の目を見るのはごくわずか。
まるで昔の大学入試のごとく生き残りの倍率はとてつもなく高い。
そのため巨額の販促費をかけて、何とかダウンロードにしてもらうと躍起。開発費も含めると、とうていペイできない。
てなわけで、あとは運任せといった所でしょうか。
ガチャ規制が痛いよ
そもそもスマホゲームの収益とは一部のコアなユザー層の課金に支えられていると言われています。
あのアイテムが欲しい、このアイテムが欲しいということで、ゲームに月10万円消費したなんて、友人もいました。という位に、お得意さんだったわけですが、まずコンプガチャが、社会問題となり、金のなる木を失い、大きな売上が見込めない。そこにさらに上乗せで、Appleからはガチャのヒット率を開示しないとダメよというお達しが。
ヒット率が低ければ、場合によっては、「やーめた」という人も出てくるわけで、これはもう、どこで投資を改修すればいいのよとなります。
モンストさえも厳しい状況
スマホゲームの代名詞と言えば、モンスト。パズドラと並んで超がつくほどのロングランゲームです。
2013年に発表され、はや5年。今も現役でバリバリという脱帽です。据え置き型ゲームでさえここまで人気を継続させていくのはないのではないでしょうか。
とにかく飽きさせない工夫が凄い。他のゲームキャラクターとのコラボはCMなど見てもわかりますが、他にも総額3億円が当たるキャンペーンやら、会員サービスの開始。さらにはリアルでのイベントなどなど、矢継ぎ早に企画を連発する取り組みは、見習うべき点が多々あります。
組織で対向サイバーエージェント
これぞというヒット作はないものの、数多くのそこそこ人気のゲームを取り揃え頑張っているのがサイバーエージェント。
組織運営もユニークで、いくつもの傘下企業が連携して、情報を共有したり、人的交流を進めたりと、組織力の高さが伺えます。
淘汰されるのかな
最大手のモンストが苦労しているのですから、他のスマホゲームメーカーはもっと大変でしょう。
一昔まえは一人のエンジニアが作った作品がバカ売れしたという話も聞きますが、そんなことはもう起きないのでしょう。