もしかして自分も被害者か?
最近めっきり利用していないフェイスブックが今、何かと世間の厳しい目に晒されていますね。
フェイクニュースの温床ということで、その対策にかなりの人とお金かけていた矢先にもう一つの爆弾、会員情報流通。しかもその数が1億に近い数字なのですから、規模が大きいのは良い面もありますが、危機的状況に陥るとそのダメージも大きい。
もしかして自分も被害者?と思いましたが、日本人被害者が少ないようで思うに海外の方々。
ちょっと胸をなでおろしました。
流出はなぜ起きたのか
セキュリティ対策は万全と思われるフェイスブックが、なぜ会員情報を流出させたのか。仕組みはよくある性格診断アプリから。
僕のタイムラインにも、様々な診断系アプリを利用して、こんな結果が出ちゃいましたといった友人の投稿がよく流れていました。
その投稿見た他の友人が、さらに診断アプリを試して、診断アプリの結果投稿だらけのタイムラインになることもしばしば。
で、この診断アプリの利用結果が外部に漏れてしまいました。
プロのデータ診断者と手にかかれば
診断アプリの利用データだけならここまで話は大きくならなかたでしこのデータに加え、その人がいいねした投稿や年齢、職業、投稿ネタなどのデータも加えて、利用者の傾向を分析。
こんなメッセージを投稿すれば有権者に響くのではというところまで分析し、大統領選挙に利用されていたという疑いが持たれています。
プロのデータ分析者にかかれば、膨大なデータを元に利用者像を掴めてしまうというのですから、選挙ではなく他の商売に使えば良かったのにと思ったり・・・
フェイスブックの広告にも言えること
フェイスブックの広告も同じ仕組みでしょう。趣味・嗜好に合わせて、僕のタイムラインにビールや焼酎の広告が表示されるのは、僕自身のいいねの傾向、友人、年齢などのデータを元にしているのでしょう。
ある意味一般公開されている情報を元にしているだけであって、流出という表現はいささか大袈裟すぎな感じもします。
これが全てダメということであれば、フェイスブックの広告事業も立ち行かなくなると思います。
Googleもしかり。サイトの閲覧パターンなどを見ながら性別、年齢、趣味嗜好を探りつつ、広告を効率よく表示させているのですから。
悪意を持った利用はダメ
今回の事件は、第三者にこの情報を流したということが大きな問題。フェイスブックとの間では外部への公開はペケと言われていたのに、トランプ陣営色の強い会社にこのデータを流してしまったのですから。
フェイスブックもサードパーティ社に対する規制をかなり強めていくでしょう。
サービス低下を招かなければ良いですが・・・