今度は4年縛り
監督官庁の総務省から色々と是正勧告を受けている携帯業界。
今回問題視されているのが4年縛りというもの。
こちら契約2年後に機種変更や端末下取りといった条件をクリアすれば残債を免除するというもの。
クルマでは言えば残価設定ローンみたいな奴でしょうか。購入時に2年後の中古相場金額をはじき出して、残りを毎月のローンで支払ってねというもの。
車両本体価格が300万円。2年後売った場合の下取り価格が150万円とすると、残りの150万円を24ヶ月かけて払ってねというもの。1ヶ月約6万円とかなりのお手頃価格になります。残価設定がなければ月々12万円ということを考えるとかなりありがたいサービスに映ります。
4年縛りの場合は、ローンを完済する2年後にまた同じメーカーのクルマに乗り換えてくれたらが条件というもの。
そこで他車に乗り換えようものなら、残債をしっかり払ってくれなきゃ違約金が発生しますよと。
これを公取が問題視しているわけです。利用者の選択肢を事実上奪っているわけで、独占禁止法にて抵触する恐れがあると。
このサービスを実施しているのがKDDIとソフトバンク。この是正勧告を受けて対応を迫られていますが、どのような奇策を打ち込んでくるか。今までの是正勧告に対する対応を見ていると興味深い点でもあります。
SIMロックでは・・・
SIMロック解除はユーザーにとっては大変喜ばしい制度改革だったと思います。
特にiPhoneユーザーにとっては、わざわざSIMロックができるだけで、高額の端末を買っていた人がいるほどでしたから、そう考えると大きな進歩でした。
ところが、この制度改革はSIMロック解除実施後に発売された端末。その前に購入した製品は適用外ということで、手持ちの古い機種は再利用することができずタンスの肥やしのまま。
中古市場でも、これは大きな痛手だったのではないでしょうか。
クーリングオフでは・・・
契約の8日以内なら通信サビスを解約できるという新制度は、特にメリットは感じません。
あまたあるプランの中から進めれたものを契約してたものの、思いの他高くついたので、他のプランに変更したい。そんな時に利用できるサービスですが、8日以内といのがとてつもなく短い。せめて1ヶ月位の猶予はほしい。でないと、自分に合ったプランかどうか見定めしにくいと思います。
しかも、こちらのプラン、端末は変えることはできないという残念なサービス。
スマホで契約したけど、やっぱりガラケーでいいやと思っても交換してくれません。
まとめ
このように何かと条件つきで、サービスを是正している感じが否めない携帯業界の対応。
今度の4年縛りではどのような条件がつくのか、あるいはそのまま突っ走るのか、今後の対応から目が離せません。