個人が会社を買収する時代がやってきた

トランビ投資ネタ

M&Aと言えば

M&Aと言えば、企業対企業のお話が一般的ですが、最近ではいち個人が企業を買収するというケースも多いとか。

現在勤めている会社を早期退職して、買収した企業で経営者として第二の人生を歩む。リスクも高いのは百も承知。なのに、そのような道を選ぶのか。そこには現状の資産運用では、そんなに潤わないという事情があります。

損している人が大半

株式、投資信託、国債などなど様々な運用形態があります。安全性の高い国債とハイリターンの期待できる株式を組み合わせてバランス良く資産運用するのが鉄則。

とは言ったものの儲かっているとのはごくわずか。なかなか老後の資金はたまらない。

ならば、同じ損をするなら、社会活動に関与しながら、自身も成長できるような資産運用に投資したい。てなわけで、個人によるM&Aがにわかに話題になっています。

投資

コンサル会社から塾経営者に

名古屋市に在住のAさん。コンサルティング会社に勤め今もらっている給与に全く不満はないという恵まれた環境にあるにもかかわらず、この先、競争の激しいコンサル分野で働いていくことに不安を感じ、早期退職を決断。

で、Aさんが選んだのが、なんと塾の経営者。個人M&Aを使い、売りに出されていた東京の予備校を1億円以下で買収。後継者不足で塾を畳もうと考えていた所に、Aさんが買収。

Aさん曰く、「生徒の人生を左右する仕事、やりがいを感じる」とのこと。

単なるお金儲けではなく、事業経営を通して社会に貢献できる点が、買収理由のようです。

株主では会社経営には深く関与できませんが、個人M&Aなら、自身が経営に深く関与できます。

新しいカタチの株主と言ってもいいでしょうね。

塾

買い手と売り手をマッチング。トランビ

個人M&Aを支えているのがM&A系のネットサービス

従業員20名以下の零細企業はそれまでM&Aの対象になりにくく、知り合いに譲渡するケースが一般的。このような規模の小さな会社をネットを通じて、M&Aのお手伝いしてくれるのがM&A系ネットサービスのトランビ

年間約120件のM&Aを成立させており、その内3割が先に挙げたAさんのように個人によるものだとか。

買収金額も数百万から3000万レベル。大手企業の方なら貯金と退職金でまかなえるレベル。

企業買収が本当に身近なものになったのには驚きです。

トランビ

他にもあるよM&A系ネットサービス

トランビの他にも、買い手の企業が条件を提示しているM&Aクラウドや売り手と買い手の仲介業務をサポートするアンドビズなど様々。

M&Aクラウドのサイトを見ると、名の知れたネット企業が欲しい会社の内容を掲示しています。事業の多角化にネットを活用しているのが今どきといた感じがします。

M&Aクラウド
アンドビズ

第二の人生の選択肢広がる

定年を迎えて、新たな職に就くと言っても、聞こえてくるのは苦労している話ばかり。

ならば一層のこと、リスクはあるものの経営者として第二の人生を歩むという選択肢もあるのかなと気付かされました。

とりあえず企業を買えるだけのお金を貯めることから始めないとなりませんが・・・

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