自動車屋さんもパラダイム・シフト
電動化、自動運転、所有から利用へと大きな変革期を迎えている自動車業界。これまでの新車を売る商売ではこの先立ち行かないことから、大手自動車メーカーも将来を見据えた新しい試みが見られますね。
あのトヨタがサブスクリプション型のサービスを発表したり、ベンツが情報提供サービス事業に乗り出したりと各社生き残りにかけて必死です。
時代の変化に適応しなければ生き残れないというダーウインの種の起源でもそんなことを言っていました。
このように時代の変化によって、これまでの商売を見直した方が良いのでは?と突きつけられているのがマンションデベロッパー会社です。
どうする空き家問題
空き家問題は今、社会問題として大きく取り上げられており、この手のネタを使ったテレビ番組まで放送されているほど。
犯罪の温床になったり、害虫も問題などなど色々と問題を引き起こしかねない。
ある統計調査によれば5年前に空き家と確認された件数は全国で820万戸。戸建てはもちろんですが、マンションも含まれています。
この手のマンションは限界マンションと呼ばれ、外壁が剥がれていたり、管理組合がいないという野放し状態。
危険極まりない状況にあります。
なのに新着マンションは続々
5年前に820万戸もあった空き家。現在ではさらに増えていることでしょう。
けど、そんな事は知らぬ存ぜぬなのか、新着マンションが続々と建設されていうrのも事実。
年間で約90万戸が建設されているとか。
しかも売れているならまだしも状況は芳しくないようで、売りに出してからの初月契約利率は平均62%とバブル経済が崩壊した1991年に次ぐ低さ。
これでは新築のくせして、空き部屋多数といった残念な結果も引き起こしかねない。
中国のゴーストタウンだけにはなったら最悪です。
対策としては総量規制
この飽和状態の住宅問題を解決策として挙げられているのが総量規制。
行政が主導して現在の住宅数を勘案して新築着工数を決めるというもの。
こうすることで中古住宅の活性化にも繋がります。他にも管理組合がないマンションでは、建物の価値を下げないためにも修繕やら管理を民間に委託するなどの動きにも発展していくのかなと。
マンションデベロッパー
そこで登場するのが冒頭から話にあげていたマンションデベロッパーです。
新築による商売は確かに旨味はあるものの社会課題を解決する意味ではその意義は大きいと思います。
ある意味、中古市場の活性化にもあり、日本に欧米らしい住宅売買文化が育まれるのではないでしょうか。