思ったとおりのバカ売れ。ゾフルーザ

素人の僕でもビビッと来ました

インフルエンザーが流行する数ヶ月前に、ゾフルーザの存在を知りました。

1回服用すれば、その効果は持続するという手軽さ。感染予防として未然に服用しておけばある意味、インフルエンザになるリスクも押せえられる。

これまでインフルエンザの予防薬と言えばタミフル。僕もインフルエンザにかかった時に大変お世話になり、ものの見事に熱が下がり心から感謝しましたよ。

けど、そんなお世話になった薬よりも圧倒的に魅力を感じたのがゾフルーザ

で、フタを開けたら抗インフルエンザ薬で新薬ながらダントツの供給量を記録しました。

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塩野義製薬の業績にも貢献

2018年12月の抗インフルエンザ薬の供給量が約226万人分。それまでは第一三共のイナビルと中外製薬のタミフルが供給量を独占していました。

ほぼほぼ寡占状態の市場において後発が圧倒的に不利というのは他の業界にもよくある話です。

ところがゾフルーザは、その2強をごぼう抜きして、供給量の約4割を占めるという快挙を成し遂げたのです。

売れに売れすぎて混乱を避けるために一時的に出荷調整をするほどの想定外の事態が起きてしまうほと。

塩野義製薬もこのゾフルーザ効果のおかげでしょうか、2018年4月ー12月の連結決算は純利益が前年同期比18%増。米国でもゾフルーザが認められ、ロイヤリティ収入も増加したことも好業績の要因に挙げられます。

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来年は勝負の年か

デビューした年は華々しい成果は挙げましたが、色々と課題が出てきたののも事実。ゾフルーザが効きにくい耐性ウイルスが出現ししましったこと。そもそも耐性ウイルスが出るのは、タミフル、イナビルも一緒なのですが、その検出率が両者の場合は極めて低く0.2%。一方のゾフルーザーは10.9%。

ゾフルーザーを飲みこれで感染しないと安心してきっていたら、まさかのインフルエンザ発症。

こんな残念な想いの人は、翌年からタミフルに戻ってしまうでしょうね。

というわけで、プロ野球で言う所の2年目に調子がガクッと落ちてしまう2年目のジンクスに陥らないか心配でなりません。

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対策は既に取り掛かっていますの安心のコメント

このような状況を受け塩野義製薬では、「耐性ウイルスをはじめ、既に多くのデータを収している。論文として発表し、医師などの専門家に判断してもらいたい」とコメントを出しています。

このコメントから課題に向けた取り組みは既に始まっているようで、来年はさらに安心してゾフルーザーを販売できることでしょう。

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