EVレース注目集まる
自動車レースの最高峰と言えばF1。車にたいして興味がなくても耳にしたことはあるでしょう。
他にもパリダカやら世界ラリー選手権、日本で言えばGT選手権みたいなものがあります。
どれもここ最近の自動車離れからか、日本ではイマイチに盛り上がるにかけ、90年代初頭のF1ブームが懐かしくさえ感じます。
が、ここに来てモータースポーツに再び注目が集まりそうな気配。その主役がEV。市販車でも徐々に普及を見せていますが、モータースポーツの世界でもEVが存在感を高めているのです。
EV版世界ラリー選手権開催か?
2014年から開催されている電気自動車のF1、フォーミュラEV。BMWやアウディの大手自動車メーカーが参加してるなど自動車メーカーにとって注目度の高さが伺えます。
他にも電気自動車メーカーでお馴染みのテスラが、エレクトリックGTなるEVレースを計画中だとか。
フォーミュラEの車両は公道車とは全く異なる造形ですが、こちらは恐らく市販車をベースにした車両によるレースでしょう。
そして今回紹介するエクストリームE。世界ラリー選手権のEV版と言いましょうか、このレース、北極やヒマラヤ、アマゾン、熱帯雨林などクルマにとって厳しい環境下でレースが行われます。
開催は2021年を目指しているとか。既に大手自動車メーカー9社から参加表面を受けているとか。
環境保護を訴えるにはもってこい
エンジン車であれば、これらの路を走るとなれば環境破壊だとやんやんやと叩かれますが、排ガス、CO2を排出しないEVとなれば、環境への影響はない。
しかも、このレース会場すべて環境破壊において危機的状況にあり、それをレースを通じて訴えいくとのことですが、エンジン車はこんなんに環境に悪いんですよと喧伝するようにも感じ、EVへの移行をさらに早めたりするかもれしませんね。
モータースポーツは実験の場
参加する自動車メーカーは、モータースポーツで培った技術を市販車にフィードバックするというのをよく耳にしますが、EVのレースもまさしくそれ。
BMWではエンジン車に比べてエネルギー効率の落ちる高速域において、空気抵抗をへらすことでこの課題をクリアしようとしています。
となると、ボディのデザインにも反映されていくことでしょう。
こうして、レースで得た様々な知見、ノウハウが市販車にフィードバックされ、EVもエンジン車が歩んだ路を突き進んでいくことでしょう。