当たり前だから気づかない
日常的にお医者に診察してもらう。これが実現できるのも日本の医療制度のおかげ。
医療費の7割も国でもってもらっているのですから
風邪で診察をうけると数百円ということも。これもお国にサポートのおかげです。
アメリカの場合ですと、これが当たり前じゃないというのですから恐ろしいですね。お金がなければお医者さんに行けない。てなわけで、オバマさんが医療制度の公的化を推進していましたが、これも赤字を肥大化させるだけと批判される始末。お国柄とでも言うのでしょうか・・・
高額薬価といのがあるんだ
日本の手厚い公的医療制度ですが、薬価にも適用されていることを知りました。
市販薬に比べ恐ろしく安いのはこれが効いていたのでしょう。
一方、諸外国では公的医療制度の効力はそこまで強くなく効き目に応じて支払うというもの。効き目が認められなければ一銭も懐に入りませんが、効き目ありとなれば高額のお金を手に入れることがっできます。
てなわけで、薬が必要と言う人にとっては朗報。いち早く薬を使えるのですから。。
スイスの製薬大手ノベルティスが開発した血液がん治療薬キムリアは1回の投与で5000万円というもの。
日本の医療制度では投与は難しいですが海外ではあれば可能かもしれません。
値崩れ起こす弊害
とは言え、高額のおくすりを野放しにすることはできない。てなわけで、段階的に値下げを進めています。
小野薬品工業のオプシーボは当初100g、70万円だったのが、段階的に1/4まで引き下げられました。
患者にとっては嬉しい限りですが、製薬会社にとって痛手。ということもあり、新薬導入市場として日本が敬遠されてしまう懸念があります。
公的医療制度のゆるい中国などに投下した方が実入りが良いというわけです。
制度見直しの声も
お国も、この弊害には既に対策を取っているようで、価格の算定基準の見直しを進めているとか。
これまでは原価を積み上げて金額を算定していた方式に加え、効果があったか否かによる成功報酬型も検討されているようです。
二刀流はどーよ
患者の立場からすれば、日本の公的医療制度はありがたい。これまでも、これからも長くお世話になると思いますので。
それとは別に保険適用外だけれども、どうしても治癒したいという患者さん向けには成功報酬型の医薬品を提供するという二刀流にしてみてはどうかなと。
であれば、財政面での負担も和らぎ、患者さんにとってもありがたいのかなと。