自転車シャアリングの今・・・
お隣中国で爆発的に普及した自転車シェアリング。環境にも優しいということで社会的にも高く評価され、利便性の良さも手伝って登録者数はうなぎのぼり。利に聡い中国人だから続々と参入する企業が現れ、市場競争も起きより良いサービスへの成長が期待されていました。
ところが、数が増えるにつれて、留め置きした大量の自転車が歩行者の妨げになるなど逆に社会問題化。激しい価格競争もあり、旨味の少ないビジネスへと変容。
サービスの考え方は非常に良かったのですが、登録者数が増えるとコストが膨らむビジネスということに気づかず撤退する企業が続出する羽目に。
日本でも楽天、DMM、リクルートサービスと名だたる企業が同サービスするも早々に撤退。
このビジネス、ドコモのカーシェアリングの一人勝ちといった感じがします。登録者数の増加を受けた対策も既に検討済みなんでしょうね。
個人的には利用してみたいサービスなのでドコモに頑張って欲しいところです。
サブスクリプションは業界を選ぶもの?
続いてはサブスクリプション。継続して顧客との接点を持ちつつ、お金をもらうというもので、定額制がまさにこれ。
音楽、動画などで広がるこのサービスを、紳士服のAOKIが導入しました。
月額7800円でスーツ、Yシャツが毎月届くというもの。が、わずか半年で終了という憂き目に。
そもそも買うより得でなければ、サブスクは成立しないという点。月々7800円となると年間で約10万前後。2-3年に1回スーツを新調する僕にとってはあまりにも高すぎ。買い切りの方が断然お得です。
他にも運用コストがバカにならないという点。配送、倉庫代と管理費がかかり、これまた登録者数が増えると、この固定費は上がる一方。
動画やビデオであれば配送も倉庫も必要ありませんしね。
トヨタもこのサブスクリプションサービスを導入するなど、今後の成否に注目が集まりますが果たしてビジネスとして成立するのか今後の展開が楽しみです。
フリーミアムは本当に得
スマホゲームで見られる最初は無料でゲームを進めていくと有料課金が発生するというフリーミアム戦略
飲食店でも、ライス無料、お味噌汁無料というものがありますが、定食を売りさばくためのサポート役という感じで機能していますが、これもある店舗で無料を廃止してみた所、さほど売上に影響していないことが判明。
業界にもよりますが、やみくもに無料をうたって自分の首を締めるよりも、有料で提示して挙げた方がまだ良いのかなと。
無料と聞くと、どうしても身構えてしまう僕にとってはこちらの方が安心ですね。
まとめ
流行りのっかる姿勢、新しいことを始める姿勢というのは評価できます。結果的に失敗に終わっちゃいますが、この事業で得た教訓は他の事業で活かされることを考えると必要はかなと思った次第です。