何かと矢面に立つGAFA
個人情報問題で昨今、何かと話題を振りまいているGAFA。国家レベルの利用者数を誇り、売上高も国家を凌ぐ勢い。
が、あまりにも大きすぎてしまったのか、独占禁止法的な面や個人情報問題で色々と叩かれているのが実情。
そんな声の高まりを受け、Appleは個人情報をシビアに管理しているので安心ですよと謳ったり・・・。今後は個人情報の扱いが業績を左右する時代が来るのでしょう。
国家が個人情報を管理も大変
日本でも数年前から始まったマイナンバー制度。国が国民を管理する上で、この上ないツールなのに利用率はイマイチ。
ので、利便性をさらに高めるべくテコ入れが行われるようですが、導入至っては国が国民の個人情報を管理するのはいかがなものかとばかりにかなり揉めたのは周知の事実。何とか実現にこぎつけましたが、火種が残っているのは確か。
かなり先を行っているデンマーク
となると、国家が国民の個人情報は難しいのかと考えてしまいますが、北欧のデンマークでは、そんな揉め事がほとんど聞かれず、運用がうまく行っているとようです。
その管理内容がかなり細かいもので、学校の遅刻回数から歯医者の治療家回数などこと細かく管理しているとのこと。あまりにも行き過ぎたものがあれば、行政指導が入るというのですから、凄まじい。
監視行き過ぎじゃないの?
日本人からしてみれば、この状況は奇異に映りますが、デンマークの国民からしてみれば小さい頃から制度が確立しているので違和感がないのでしょう。
その代わりに国から充実した福祉サービスを受けられる。その引換に個人情報を管理されるのは当たり前といたった所でしょう。
営利目的ではなく日々の暮らしに役立つものを提供する。それも長い年月をかけて定着を図ってきたこともあり、国家と国民の間での信頼関係が出来上がっているのでしょう。
GAFAの生きる道
GAFAも営利目的でなく、国民課題の解決に向けたサービスを提供するようになると信用も得られるのではないでしょうか。
Googleのアフリカにおける光ファイバー網の敷設などが良い例で、この手の事業をてがけることで少しずつ信用も得られると思います。
国家レベルのシステムとなると、GAFAに委託する選択肢もあるかもです。きちんと国民に説明し、個人情報は国家がきっちりと管理していくとなれば、賛成も得られるかと思います。
とにかくGAFAに向ける目がもう少し柔らかくなればと思った次第です。