キーマンが去っちまったよ
サービス開始まで色々と混乱が続いた楽天モバイル。
世間を混乱に巻き込んだ印象がありますが、社内でもご多分に漏れず混乱をきたしていました。
まずは楽天のNo.3と目される方の離反。そもそもこの方、ソフトバンク出身者。楽天携帯事業参入時には、総務省との折衝を行っていたとか。
が、3月31日付けで楽天を退社。
さらに不幸は続くもので、楽天モバイルで端末の調達やベンダーとの窓口を担い、楽天モバイルを格安スマホNO.1に育てた立役者の方も、これもまた退社。
新聞によれば、料金プランで意見の食い違いがあり、それが原因とも言われています。
まさかのコロナ禍直撃
世間を騒がしたものの、中は一枚岩だから大丈夫ですよというの言えない状況でもあるわけです。
そんな残念な状況が続く中で、降って湧いたように訪れたコロナ騒ぎ。
華々しくサービスを開始したものの、店舗は一時休業を余儀なくされる状況。
こうして見ると、楽天の携帯電話事業参入は、見えざる手により阻止されているかのようにも見えちゃいます。
電撃発表、バージョン2.0
とは言え、そんなトラブル続きで心の折れる三木谷さんじゃないのは周知の事実。さすがカリスマ経営者といった感じがします。
何とサービス開始、当日に早くも料金プランをぶち上げ、周囲を驚かせました。
内容は、楽天の通信網外部分。つまりKDDIに回線を借りるエリアを2GBから5GBに引き上げたというもの。
これはかなりのリスクを背負ったもので、ユーザー一人あたり1GB500円をKDDIに支払っていますが、これがフルフル使われると、2500円支払うことになります。
まぁ、三木谷さんですから、最悪の事態も想定して料金プランを設定していることですから、周囲が不安がる要素は全て潰していることでしょう。
ライバルからは酷評される始末
迎え撃つライバル、ドコモ、KDDI、ソフトバンクは当初は楽天のことを怖がっていますが、料金プランを知るに、想定の範囲内といった印象でホッと胸をなでおろしていることでしょう。
ある携帯会社は、本格サービスとは言うものの、まだまだ試験サービス中という見方。
自分たちを脅かす存在になるのは、あと数年先と見ています。
今に見ていろ精神で打破
社内混乱、本格稼働延長、通信障害、パンデミックなどなど。楽天携帯事業はホント災難続きと言ってもいいでしょう。
周囲のライバルから軽んじられちゃっていますが、それが三木谷さんの今にみていろ精神に火を付けることになるでしょう。
楽天経済圏にどっぷりつかっている僕にとっては、今後の復活を切に願うばかいりです。
楽天携帯が、日本の携帯市場をひっぱる存在になることを楽しみにしています。