満を持して発売。5G対応iPhone
2020年3月にひっそりと言う表現がピッタリとも言える5Gの商用サービスが開始されました。
世の中はコロナという新種のウィルスが流行し、誰も新通信技術には関心を示しませんでした。
携帯キャリアもこの新通信技術を期待は寄せては見たものの、対応端末が少なすぎる。
2020年6月時点でドコモが15万台、KDDI、ソフトバンクは10万台にも満たないという散々な結果となりました。
とは言え、各社ともこれは予想の範囲内。本格普及は5G対応のiPhone発売後。
2020年10月がiPhone12が発売され、新時代がやっと幕開けしたと言ってもいいでしょう。
3G、4G普及の起爆剤はコンテンツにあり
これまでの通信技術を振り返るのは、5Gの普及を占う上でも参考になります。
3Gが普及したのはまだガラケー全盛の2006年頃。導入されたのが2003年ですから、3年後に花が開いたという格好です。
起爆剤となったのがモバゲーやグリーなどの携帯ゲーム。これが3G普及に大きく貢献しました。
続いて4Gの普及は、動画、SNSによる所が大きく、2012年から5年後の2016年にブレークスルーを迎え3Gを逆転していきました。
ちなみに4Gの普及はスマホが普及したことも大きく影響していることも付け加えていきます。
翻って、5Gの普及はどうなる?
日本のスマホ市場で5割を占めるiPhoneが5Gに対応したことで各社強気の計画数字を発表。
が、この数字が5Gの普及に直結するとは限らない。
やはりこれまでの歴史がたどったように新たなコンテンツの普及が必要になってくるのかなと。
VR、ARなどが、その候補の1つとして上がっていますが、一般受けするかが微妙。
これまでのサービスをストレスなく使える、楽しめるという方向の方が普及するのかなと。
例えば高画質でオンライン会議や飲み会が楽しめる。タイムラグなくまるで同じ空間にいるような感じで会話ができるとか。
オンラインゲームやストリーミング動画、より高画質で動作もズレがないとか。
はたまた全く新たなサービスの出現を待つとか・・・。
ビジネスシーンがメインとなるか?
他にも5G利用で期待されているのが法人需要。
5Gの性能をフルに活かせるのは狭い範囲でのスピードの速さ。
工場や医療機関の多数の設備を高速でつなげるのはお手の物。最近話題のDXにもピッタリとはまってくるサービスを提供してくれることでしょう。
個人的には5Gならではの新コンテンツの出現を期待しています。恐らくオンラインゲームがキーを握るかと思うんですけどね・・・。