最近やたらと耳にするフードロス
食べ物を粗末してはいけない。給食は残さず食べなさい。と振り返ってみるとフードロスをなくそうとする動きは日本にはありました。
ので、最近耳にするフードロスという取り組みにはすんなりと受け入れらています。
コンビニがフードロスキャンペーンをうたい、恵方巻きを受注生産に取り組んでたのもその一環。賞味期限の近いお弁当類を割引販売する取り組みもこの一環でしょう。
食品メーカーの賞味期限表示を年月日から年月に切り替えたのもフードロス削減の一貫と言えます。
国連の発表で関心高まる
国連が餓鬼と食品ロスの強い関連性を主張したことでフードロス問題への注目が一気に高まりました。
年間で消費のために生産された食料の1/3が捨てられているという事実。しかも驚くことに、家庭の食べ残しよりも生産、店頭で販売される方が圧倒的に多い。
ってことは需要と供給のバランスが崩れていると言ってもいいでしょう。
国を挙げて食品ロスに取り組む中国
中国ではお客に対して、食べきれないほどの料理を振る舞うことをよしとする文化があります。日本でも共通しますが、この文化、習慣を見直そうという動きが中国で起きています。
習近平さんの元、飲食店には食べ切れる量の注文を呼びかけるキャンペーンを国が主導。国がメニューの量にまで口を挟むというのは行き過ぎた感じがします。
が、それも米中の貿易摩擦を見据えたものであるとということを考えると納得が行きます。
人口14億人。明らかに食料消費大国でもある中国では、どうしても輸出に頼わざるを得ない。
トウモロコシ、小麦、お米などはほぼ国内生産で賄っているものの、大豆に限っては輸出頼み。
今はそこまで深刻ではありませんが、圧倒的に増え続ける生産、小売における食料品ロスを未然に抑えることで、事態の深刻さを避ける狙いがあるように見えます。
自然災害も脅威。
食糧不足の懸念材料としてフードロスの他にも、洪水やかんばつなどの自然災害が挙げられます。
中国では長江付近による洪水、バッタの襲来などなど国土が広いこともあり、いろいろな自然災害の被害を受けています。
いつ収穫量が激減するといった被害を受けるとも限らない。そう考えると食品ロスをまずなくしていこうというのは懸命な対策だと言えます。
飽食の終焉。
環境問題と密接に関係がある食糧問題。この先人口がさらに増えていく中で、現状の試算で行くと圧倒的に食料が不足しているとのこと。
飽食を時代は終わり、適正な量を食するという習慣が定着していくことを切に願います。
消費者としては食べ切れない量は買わないことに気をつけたいと思います。