Web広告も質が問われる時代へ。広告詐欺取締強化

Web広告IT業界

クリック数爆上がりで狂喜

Web広告に初めて手を始めた時のことを今でも鮮明に覚えています。それまでは鳴かず飛ばずの訪問者数が広告を開始した途端に数十倍にまで閲覧数が増えたのですから。

とは言え、本来の目的であるカタログ請求の数は広告を実施前とさほど変わらず、上司より即停止命令が発動され、それ以来、Web広告とは距離を置くことになりました。

アドフラウドって何?

訪問数が増えたとて、中身は本当にHOTユーザーだったのか、もうしくは少なからず興味を持っていたのか、その点はこちらサイドではなかなか見えましぇん。

で、今回のアドフラウドという話に行き着くのですが、この初めて耳にするような言葉ですが、日本語で言うと広告詐欺と呼ばれるもの。

例えば、競合他社がクリックを連発したり、広告運用会社が故意にクリック連打をしたり、そのような不正を広告詐欺と言い、日本は世界的に見ても、このアドフラウド率が高いと言われています。

アドフラウド天国、日本?

言い換えれば、その手の詐欺に寛容、あるいはWeb広告自体への関心が低いとも言えますが、最もな理由として訪問者数至上主義が強いことが挙げられます。

質よりも量を問う。となれば中身を吟味する必要なし。これってITリテラシーを試されているようで、ちょいと恥ずかしい気持ちにもなりました。

進んでいる所は対策済みだって

とは言え、Web広告に精通した企業では、アドフラウド対策は既に実施済みの所もあります。

青山商事、楽天モバイル、TSUTAYAなどが対策済み企業ですが、これらの会社の委託先がアドフラウド対策を専門にするスタートアップ企業のスパイダーラボズ

仕組みはこんな感じ。クリック先のIPアドレスを解析し、不正か否かを判断するというもの。同一のIPから大量のアクセスがあれば、これは明らかに不正なクリックとなります。

Google Analyticsでも昔、IPを確認できましたが、今やそのサービスは終了しています。となると、スパイダーラボズのような会社にお願いすることになるでしょう。

導入も非常にかんたんで最短5分でアドフラウド対策を打てるとのことです。

先を見ていた上司に脱帽

訪問者数爆上がりで狂喜していた僕。Web広告の破壊力に感動しましたが、上司の評価は最低。

わかっちゃいないなと思いましたが、今思うと広告停止させた上司の判断は間違っていなかったことに気付きます。

エクセルもまともに使えないくせに、データの中身を見ることには長けている上司。

あらためて尊敬の念が止まりません。

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