期待値そこそこ
僕の中では、日本のシリーズ映画の最高峰と言えば「男はつらいよ」。シリーズを観終わった後の虚脱感といったら、半端なかった。
そんな心のぽっかり感を埋めてくれるであろうと期待して見始めた。「釣りバカ日誌」。シリーズ1作目の感想はこんな感じ。
記念すべきシリーズ第一作
ハマちゃんと奥さんが、まだスーさんが勤め先の社長ということを知らないという設定。
いつ、その秘密を明かすのか、はたまたばれてしまうのか、最後までハラハラドキドキ。
とは言うもの、結構早い段階で、社長であることがバレるのですが、ハマちゃんとスーさんが適度な距離感があって、現実っぽい。
バブル前夜のオフィス
1作目は1988年の上映。ということでバブル前夜ですが、今考えると、ありえないことがいくつか。
まずパソコンのないデスク周り。かなり皆さん机の上がきれい。さらにタバコをプカプカ。
まだ喫煙者にとって肩身の狭い思いをしていなかった時代。そして極めつけは、OL役に戸川純。
久々だけど、彼女ならではの不思議感は映画の中でも健在です。
谷啓と乗り突っ込み
ハマちゃんとハマちゃんの上司役谷啓のやりとりが、ほとんどコント状態。
谷啓の見事なまでの乗り突っ込みが随所に炸裂。本作品にはなくてはならない名脇役です。
シリーズ22作観てみたい
シリーズ1作目を見ただけで、残り21作品を観て見たいと思わせるほどの面白さがあります。その当時の時代背景を見るのも必見です。
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