現実的にあるかも・・・。だから面白い「シン・ゴジラ」

シンゴジラ日本映画

ゴジラの襲来は天災

震災、台風による被害等、今までの常識が通用しない天災が近年増えています。ひと昔前では考えられないことが頻繁に起き、「それはありえないでしょう」ということも、もしかしたら現実の事として起きてしまうのではと。

そんな漠然とした思いは誰しも持っているのではないでしょうか。そんな中で公開された本作品。過去に作られた作品は見ておりませんが、恐らく特撮ジャンルというもので、どこか浮世離れしている感じがあったと思います。

が、この作品は、実際に巨大生物が突如現われ、都市機能をマヒさせるというもの。そこにはウルトラ警備隊などなく、ウルトラマンも存在しない。

ヒーローの力を借りず、人類が一丸となって、この巨大生物に対峙

あまりのリアリティ感ありすぎに、こんな天災が起きたらどうなっちゃうの日本という自分ごと化して見てしまいました。

シンゴジラ

ゴジラ誕生秘話

現実感を出すべく、この巨大生物がどのようにして誕生したのが、ちゃんと描かれています。

今から60年前に各国で無秩序な海上投棄が行われていました。それが偶然にも恐竜時代から生きながらえていた生物が食べて怪獣化していったといもの。

それが長い年月を経て自己進化を繰り返し、ゴジラになったのだと。

ということは、動く原子力発電所という人類にとっては、とてつもなく危険な生命体に、シンゴジラでは描かれています。

シンゴジラ

サナギマンからイナズマン

動く原子力発電所とともに新たに加わった設定が、ゴジラの進化。

冒頭ではどこか愛らしい顔した怪獣が海上から出没します。まん丸い目をして、極悪ヅラのゴジラとは対局的。

が、この怪獣が何と自己進化を行い、あの2足歩行のゴジラに多くの国民が見守る中、その姿を変容させていきます。

まさに、弱小のサナギマンが、無敵のイナズマンに変身するかのごとく、愛らしいキャラから極悪非道なキャラに変貌していくのです。

これもまたシンゴジラにおける新たな設定だと思います。海洋生物から陸上生物に変身していく。これも放射能生物を食べる生き物という設定から出たものだと思いますが、これもまた作品を面白くした内容だと思います。

シンゴジラ

まとめ

話は人類VSゴジラという壮大な話で展開します。

米国をはじめ各国が協力を惜しまない姿は現実感にさらに拍車をかけますし、それにも増して政府、自衛隊、民間が一丸となってゴジラを駆除する様子に現実感があり、張り詰めた緊張感がエンディングまで続きます。

東京という都市機能がマヒする前に、事前の策を講じておかないと。色々と学びの多い作品であったことは間違いありません。

興行収入が高かった作品だけに、確かに面白い作品でした。

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