接待を積極的に要求?
仕事をしていると接待はつきもの。される側、する側も経験はしてきた。どっちかと言うとする側の方が多い。仕事欲しさという下心が、見透かされているようで、正直おいしいお酒とは言えない。相手もどこか遠慮がち。
けど、海外と言えば、食い気味に接待を要求するというのだから、逆にする側としては、下心を包み隠さず相手に出来るので、やりやすい。
腐敗撲滅運動がかなり本格的
習近平が推進する反腐敗運動。対抗勢力潰しと思いきや、これが末端の官僚まで行き届いている。課長補佐クラスでもバシバシ逮捕者が出ているようで、役人は戦々恐々といった感じ。以前は接待を積極的に要求していた役人も手のひらを返したように、冷たくなったとかならないとか。
ロビー活動の武器がなくなる?
海外進出をする上で、円滑に事業を進めていくには地元政府とのコネクションが不可欠。まずは接待して、距離を縮める。んで、何か不都合があれば、助けてもらう。この関係が反腐敗運動により、できなくなっちゃう。最大の武器を失ったも同然。
接待も経済活性化には必要
確か数年前に日本でも接待費を交際費で落とせるような法改正があったような記憶が。これって経済を活性させる上では非常にいいこと。
飲食業界が潤う。居酒屋でバイトする働く学生のA君は、週6でバイトでできるようになり、念願適ってクルマを購入。若年層離れのクルマ業界も、諸手を上げて歓喜。
特殊な例ではあるけど、接待=悪とは決めつけるのもいかがなものかと。要はさじ加減。どの位盛るか、その判断を誤らなければ、接待はありだと思うんですけどね・・・。
日経ビジネスNO.1755より
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