シリーズ3作品目の今回は
シリーズ4作目となるゴースト・プロトコル。本作品中、トーム・クルーズは50歳近いというのだから、あの派手なアクションをこなせるというのは頭の下がる思いです。
で、本作品のお題はロシアとの核戦争阻止というかなりスケールの大きい話。相変わらずの未来を予感させるスパイグッズも登場し、最後まで飽きることない作品でした。
強力な助っ人、ウィリアム・ブラント
ミッションにあたりチームを組むわけですが、今回はITボーイのベンジー・ダンと彼氏を暗殺者に殺されたジェーン・カーターの3人組。知能系はベンジー・ダン、お色気系はジェーン・カーター、武戦派のイーサン・ハンと役割はきれいに分かれているものの、ちょいと腕力では劣る。で、そこに加わったのがウィリアム・ブラント。イーサン・ハンにも勝るとも劣らないキレの良い動きに、幾度かイーサン・ハンも助けられていました。
時代を映すIT系
今回の特に気になったのが、ITボーイのベンジー・ダンの活躍。クレムリンのID照合装置をハッキングしたり、ブルジュ・ハリーファ・ビルのサーバーをハッキングしたりとスパイもサイバーの世界が主流になりつつある、時代の移り変わりを感じました。
ハッキングしてしまえば、こっちのもの。机上でチャチャとできちゃう訳ですから、昔に比べると現場に足を運ぶ必要もないわけですから、スパイ業も昔に比べラクになりました。
憧れのスパイグッズ
こんなグッズがあればなというスパイグッズも魅力のひとつ。今で言うドローン型のカメラ付風船やら、カメラ機能付のコンタクトレンズ。他にもフロントウィンドウに映し出されるナビ画面など、実際に商品化されているものもありました。
極めつけはブルジュ・ハリーファ・ビルをよじ登った、あの電子式吸盤。窓ガラス沿いにサーバールームまでよじ登るトム・クルーズの映像は宣伝でも何度か見ました。
あれさえあれば、窓掃除もものすごく楽になるんじゃないかなとか、エレベーター待ちで列をなし、もう遅刻だという時に窓をよじ登ればギリギリセーフ。色々な意味で使えるなと思った次第です。
核戦争の行方は
今回の敵対役は、核ミサイルは発射させてロシアとアメリカを戦争に仕向けるというもの。それを阻止しようとするイーサン・ハン達が、ロシア、ドバイ、インドと世界中を飛び回ります。
が、最悪にも核ミサイルは発射しちゃうんですけど・・・。ただまだ回避する術はあるようで、その回避をめぐっての敵と激しいバトルは必見です。ぜひ