子供を連れてのお出かけは大変だよ
ベビカーを押しながらシンドそうな顔つきで電車に乗るママ。水筒やらおむつの替え、玩具などなど。さながら重装備のベビカーを見るにつけ子どもと一緒のお出かけは大変だなと感じることが多々あります。
必然的に子供を連れて行く場所も限られてくるだろうし・・・。そんな需要をうまく汲み取って成長している企業があるということで、今回記事にしました。
情報サイト、コモリブ
ママの悩みと言えば、オムツ替え、授乳できる場所、ベビーカーでの入店、分煙か否かなどなど、事前にチェックしておきたい情報はてんこ盛り。
これらの情報を一括してサイト上で提供しているのがコモリブです。
現在では、首都圏、近畿圏などを中心に約25,000施設を掲載。対象は飲食店、商業・レジャー施設をはじめ、ホテル、美容院、医療機関など多岐にわたります。
2015年12月から、それまでのスマホ限定からPCにも拡大。
月間利用者数は70万~80万人と言われています。
徹底したフィールド調査
この種のお出かけスポットサイトは、コモリブだけではなく競合他社も多い。
けど、コモリブが圧倒的に支持されるのは、その情報精度の高さ。
各施設情報は電話等で調べるのが一般的ですが、コモリブの場合、スタッフが実際に、その場所に足を運び、一つ一つチェック。
なので、サイト情報を見て、お店に言ったら授乳場所がない、スタッフが感じ悪いという情報のアンマッチがない訳です。
となれば、世のママさんも情報の信頼性が高いサイトを選ぶもの。こうして、コモリブが、この種のサイトで人気を博しているのです。
マネタイズは?
現状では、まだまだサイトからの収益は厳しいようですが、現在進めている有料掲載などを拡大していく模様。ここで一つのジレンマが。スポンサーになりえるお出かけスポットでも、ママさんに優しくない場所であれば、それはそれでコモリブ目線のチェックをしていなければならない。
今後はそういった問題が発生してくるんでしょうね。
切り口は素晴らしい
このコモリブの成功は、ターゲットを絞り込んだ情報提供をしている所がミソ。子育て世代という切り口で飲食店、レジャー施設はもちろん、医療期間、美容室なども網羅しています。
ターゲットを絞り込んでいなければ、医療機関、美容院も網羅という発想は出てこなかったと思います。
そう考えると、介護で大変な思いをしている現役世代向け情報サイトもありえます。
くるま椅子で入店可能なお店とか、介護施設、各種習い事教室などなど。
情報サイトもターゲットを絞ることで、需要の掘り起こしができることを学びました。