日産セレナの自動運転
クルーズコントロールにも慣れ、物足りなさを感じていた僕。車線内をキープする機能もついていれば・・・。せめて高速だけでもと思っていた矢先の新型セレナの自動運転の発表。正直、欲しいと思わいましたね。
売れています、新型セレナ
2016年8月末に発売されるやいなや、受注の7割がこの自動運転機能付きだとか。
世の中の人も僕と同じように感じているだなと思いました。
世界初の触れ込みというのも効いているのでしょう。けど、この機能、既にホンダのアコード、トヨタのSAIには搭載済み。
まさに言ったもん勝ちです。
なぜこんなに安いのか
とは言っても、アコードにしろSAIにしろ車両本体価格は300万円オーバー。なのにセレナはなぜ300万円切る値段で販売できたのか。
それは自動運転に関する部品が非常に少ないから。
従来の自動運転のパーツとは
自動運転に必要なパーツと言えば、単眼カメラに、ミリ波レーダー、レーザーレーダーなどなど。
が、セレナの場合は、単眼カメラのみ。
ミリ波レーダーは、物体の存在やクルマからの距離を認識するのには優れいますが、それが人なのか物なのかは判断できない。ので、そこは単眼カメラに任せています。
前方との距離計測に単眼カメラ
この弱点を克服するため、最新の単眼カメラを搭載し、かつ日産独自の改良を加え、単眼カメラで、前方との距離を計測できる機能をつけました。
これにより部品点数は少ないものの、アコードやSAIと同等の機能を手に入れた訳です。
さらに上を行くベンツ
新型セレナの追従機能と車線維持機能で僕としては満足ですが、さらに上を行くのがメルセデス・ベンツ。2016年7月に発売されたEクラスでは、自動車線変更と自動駐車機能付き。
自動車線変更となるとかなり難易度が高いと思うんです。
後方からものすごいスピードで迫ってくるクルマをやり過ごすのか、それとも強引に車線変更するのか、人間でも判断に迷う所。車線変更はしたもの、あまりにも非力なエンジンが故に、思いっきり後方車に煽られるなんてこともありますしね・・・。
が、そこはベンツ。しっかりと計算した上での車線変更なんでしょう。
ベンツクラスであれば車線変更しても、後方車に煽られるというのはポルシェやフェラリーではない限り問題ないと思います。
一歩、一歩前進
自動運転もこのように一歩、一歩歩みを進めていけば市場に対してスムーズに受け入れられると思いますね。
スバルのぶつからないクルマに始まり、セレナの車線維持機能、そしてベンツの自動車線変更。
その先に自動運転カーが来るのでしょう。
今から楽しみです。