日本映画

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数学ができる子になりたかった「アルキメデスの大戦」

戦艦から飛行機の時代へ 時は第二次世界大戦前夜。日露戦争、第一次世界大戦を終え自信満々の日本軍。 それまでは戦艦同士の戦いでしたが、時代は飛行機の時代へと映りつつありました。 が、日本軍は過去の栄光から脱することができず、未だ戦艦による戦を...
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「世界の中心で・・・」とかぶる「君は月夜に光り輝く」

余命わずかのヒロイン。けど暗さゼロ 本作品とどうしても重ねて見てしまうのが、昔、むかしに大流行した世界の中心で愛を叫ぶ。 ヒロインが余命わずかながら、周囲の不安をよそに本人はいたって笑顔をたやさない。時には軽めの冗談を言ってみたり、それがま...
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映画に仕上げた制作者がすごい「嫌がらせ弁当」

どう物語かしていくか テレビなどでも話題となった実話に基づくキャラ弁のお話。確かブログでほぼ毎日のように弁当の写真がアップされ、そのネタが秀逸。 一般的にキャラ弁となると、キャラクターを食材で表現するのが一般的。が、この作品に登場するキャラ...
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常軌を逸した残虐シーン。「ミスミソウ」

よくあるいじめのお話かと 舞台は、とある地方の中学校。転校生からなのか、はたまたボスザルの機嫌を損ねたのか。主人公の女の子は同級生達に凄まじいいじめを受けていました。 靴を隠され、放課後呼び出された山林に向かうと、いじめっ子グループ達が待っ...
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見る側と作り手が攻防。コンフィデンスマンJP

世間で騒がれてはいましたので・・・ 確か月9作品として放送されていた作品だったと思いますが、これまでの恋愛ものではない全く新ジャンルの作品ということで話題になっていました。 映画がすることを後で知り、期待通りの役目を果たしたのでしょう。 と...
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フィクションなら楽しめる「キングダム」実写版

宮城谷昌光作品を読んでいるだけに 中国の古代春秋戦国時代を取り扱った作品と言えば宮城谷昌光さんをお勧めします。 大国普が成り立ちから、秦による中国統一までの歴史を把握することができます。 この時代を通じて、秦国はほぼほぼ強国として長い間、他...
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難解すぎるよ「ハード・コア」

世直し結社ってそもそも何? 山田孝之、荒川良々と個性派俳優を起用した本作品。作中も良き先輩とダメ後輩の関係性で、二人共どこか社会には溶け込めない異質な存在。 で、彼らを受け入れてくれたのが、今の腐った日本を立て直すことを目的とした世直し結社...
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リミッター効かないって怖っ「ギャングース」

蟻が巨像に挑む痛快劇 家庭環境に恵まれず、青春時代を少年院で過ごした3人。出所後はまともな職につけず行き着いたのは金庫破り。 それも企業などに押し入って盗むのではなく、狙うは反社組織の事務所。 かなり危ない橋を渡っているのでしょうが、せめて...
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グラフィックの歴史が詰まっている「ダイナマイトスキャンダル」

需要が限られているから成立 今程、エロが流通していなかった時代ということもあり、今では考えられないようなものがお金になっていたのですから、需要が絞られることがいかに商売になるかを感じました。とは言え、同じことをしていたら飽きられるわけで、切...
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働く正義とは「七つの会議」

緊張感ありありの営業報告会議 緊張感の走る会議室。おおよそ50名近くはいるかと思いますが、誰もが緊張とした面持ちで私語など一切なし。傍目からものっぴきならない人を待っていることが伝わってきましたで、定刻通りに現れたのが、営業部長の香川照之。...