2020年年初から大幅上昇の株価
コロナが流行し始めた2020年3月時点で日経平均株価は1万6千円台。この先の不安もあり、株式市場は停滞するのでは思われていましたが、年末にはバブル期依頼の3万円近くまで上昇。
好景気感は全く感じられないのになぜ、こんな事が起きているのか不思議でした。
コロナ禍とリーマンとの大きな違い。
リーマンショックの時もとんでもない不景気に見舞われ、大企業が倒産、あるいは業績悪化を招き株価は大幅に下落。
不景気イコール株価下落というイメージは、この時についたのではと思われます。
ところがコロナ禍では株式を上場していない中小零細企業が大打撃を受けています。より消費者に近い所で倒産や閉店などを見ているものだから不景気感を強く感じる。
一方大企業も痛手を被っているものの、リーマンショックほどではない。ということもあってか、株価が大幅に落ち込むというのは回避できていると思います。
まぁ、最もこのへんちくりんな状況を生んでいるのは大量の緩和マネーなのですが・・。
緩和マネーが大量流入。その額2京だって
実体経済とかけ離れて上昇を続ける株価。そのからくりは各国政府による緩和マネーの大量投入があります。
経済活動を停滞してはならないと政府が市場にお金を流入し、経済を活性化させる。その行為自体は理に適っており歓迎されるもの。
が、その行く先は投資家たちに流れ、投機的な投資をあおり、株価上昇をもたらしたと言ってもいいでしょう。
投資するために銀行からお金を借りても利子が低い、場合によっては無利子ということもあるでしょう。一部の利に聡い人たちがこの状況を恩恵を受けているとでも言っていいでしょう。
とは言え、政府による資金の大量投入も借金をして行われているもの。全世界でこの債務残高が約2京というとてつもない金額ということを知るにつけ、コロナ後の社会は増税の嵐が吹き荒れるのではないかと不安でなりません。
この波に乗り遅れるな。投資熱加熱
この投資環境がお熱い状況を受けてか、投資で一発当てたろという方々が只今増幅中だとか。
大手証券会社、SBI、楽天では2020年新規に約210万口座が開設されたとか。かくゆう自分も、このタイミングで資産運用を見直し、国債の購入を検討しはじめましたが、利率が低いこともあり今回はスキップすることにしました。
というのも10年物の利回りが0%前後、欧州の一部ではマイナス。となると高値づかみすることとなり、全くもって資産として保有するメリットがないからです。
遅きに逸した感の投資。
国債がダメなら、株式投資、暗号資産投資なども検討してみましたが、個人的には既にピークに迎えた感じがしており、これからは下降局面入る気がしてなりません。
ならば今上昇局面にあるいくつかの塩漬け投資を売りに出して、損を最小限に抑えようか検討中。
とにもかくにもコロナ収束後に、どんな世界が待っているのか。そのタイミングで投資を行っても遅くはないかなと思った次第です。