新成長戦略にROE向上だと。
アベノミクスの第二幕とも言える6月に発表となる新成長戦略。キーワードは「女性」、「雇用」、「法人税改革」とのことで、中でも注目されているのが企業のROE向上。なぜ、テーマにあげるほどのネタなのか
ROEの計算式はこんな感じどす
(純利益÷株主資本)×100
利益=10/株主資本=80 →12.5%
株主資本→資本金、法定準備金、剰余金等の合計
他人資本→銀行からの借入金や社債による調達分等
海外に比べ低いROE
ROE(自己資本利益率)が高いことは、すなわち株主から預かった資本を効率よく使い利益を上げている。業績も良い。逆にROEが低いと、効率良くお金を使えていない。業績も悪い。米欧企業の2桁に対し、日本の上場会社1700社の平均は8.5%。
どうして、日本はROEが低いの?
主な理由としては以下の3点が挙げられています。
で、政府としては海外投資を増やします施策や海外ファイナンス支援、銀行主導による不採算部門の切り出し促進などを上げています。
のっぴきならない。身の上にも・・・
この施策を見るに、益々株主重視が鮮明になり海外投資家の発言力が一層高まりそう。そうするとじっくり腰を据えて事業を成長させていくのは難しい。不採算部門切り出しも、企業統廃合に発展する可能性大。リーマンにとって、かなり厳しい時代になりそう。
日経ビジネスNO.1738より
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