株価2万円突破のワード飛び交う
2015年4月10日頃だったか、駅のキヨスクで見た「株価2万円突破」の見出し。一時的とは言え、数年前の7000円時代を思えば、今のこの状況は本当に信じがたい。
そもそも、ここ最近、株価が急激に上がったのか・・・。
それまでの株価のおさらい。
この株価フィーバー振りは、過去に遡っても際立っています。2015年2月に1万8,000円を超えてから、わずか3週間弱で1万9,000円を突破。1万7,000円から1万8,000円に上がる日数の約1/3というのだから、ものすごい角度で上昇していることがわかります。
企業努力も一因
この上げ相場の一因というのが企業努力。株主還元を拡充したり、ガバナンスを強化したりするなどが投資家に好意的に受け止められました。
が、最も影響を与えたのは公的マネー。
買い越し額5兆円突破
世界最大の公的マネーと呼ばれる年金積立管理運用独立法人が国債から株式に資金をシフトさせたことが大きい。この親分呼応するかのように共済やら、かんぽ、ゆうちゅ銀行が追従。
この急上昇相場の仕立て上げたと言ってもいいでしょう。
景気の良し悪しは気分次第
景気は精神的な部分が大きく影響している。景気がよければ財布のひもも緩むし、お金の循環もスムーズになる。株価は景気感を左右する指標。
なので、この先も急激にはとは言わないけれど、2万円前後をキープしていただけると好景気感が持続するんだけど
日経ビジネス NO.1786