消費増税は遠い過去の話かと・・・
コロナ禍で日本経済は知らない内にデフレがさらに深刻化。そもそもデフレという認識がなかっただけに正直驚きましたが・・・。
そもそもは2019年の消費増税がデフレ突入の始まり。当時はさほど騒がれませんでしたが、ジワリジワリと生活防衛が進み、そこにコロナの大打撃。
2020年の9月の家計支出は前年同月比10.2%減。2019年10月の消費増税後の5.1%減よりも悪化していることを考えると、消費増税時よりもさらに財布の紐が固くなっていることが伺えます。
相次ぐスーパーの値下げ攻勢
コロナ禍でも比較的被害が小さく、前年同期でもプラスを維持しているお店も多いスーパー。
スーパーだけ儲けちゃってというやっかみをかわす狙いからなのか、大規模な値下げセールを行っています。
西友が約800品目に対し、最大約20%の値下げ。ライフやイオンもほぼ同時期に値下げを発表しました。
本音はと言えば、節約志向に傾いた消費者に対する対策だったのでしょう。好業績だけど苦労が絶えないといった感じがします。
アパレル業界も値下げ。GU動く
アパレル業界もコロナ禍で苦しむ業界の一つ。スーパーのように業績は前年維持とは行かないにもかかわらず、デフレならばいたしかたない。
しかも格安ブランドで知られるGUが、値下げを発表したものだから各社戦々恐々でしょう
GUは2021年の春夏商品を大幅値下げ。最大3割。半数以上の製品を2500円以下にするというもの。
デフレ下でも強いGUでも苦戦を強いられていることがうかがえます。
デフレという文脈で捉える携帯料金下げ
菅さんが官房長官時代から気合を入れている携帯料金の値下げ。首相後にau、Softbankが早速動き出したのは記憶に新しいですが、内容はサブブランドの値下げ。
利用者の多いメインブランドでの値下げではないこともあり、各方面からズルいという声が上がっていました。
このような状況を見て王者、ドコモはメインブランドでの値下げを発表。2980円という衝撃的プライスは、au、Softbankのサブブランドのそれよりも圧倒的に安く、楽天と同金額
ドコモがいかに今回のデフレは長期化するであろうと見越したものと思われます。
100円バーガーも再投入か?
デフレと聞くと約20年前のマクドナルドを思い出しちゃいます。あの魔チーズバーガーが100円を切る金額で売られていたというのは今考えると驚きです。
まぁ、経営者も代わっているので再び100円バーガー投入ということはないでしょうが、飲食業界においても、値下げの流れは止められないかも。
ガストの目玉焼き付きハンバーグも再び登場するのか。とにもかくにもデフレは早く終わって欲しいものです。