まだまだ先とは思っていたけど・・・
将棋や囲碁の世界では、AIが人間に勝利なんて話が大々的に報じられ、人間を越えたなんて大騒ぎ。
ビジネスの世界でもAIという言葉を聞かない日がないくらい盛り上がりを見せています。
とは言うものの、人間にとって代わってAIが仕事をこなすなんて日はまだまだ先だろうと思っていたら、かの有名なゴールドマン・サックスでは、AI君が人間の仕事を奪っているというのだから、そうそうウカウカしていられないなと危機感を覚えました。
株式トレーダー6000人が2人?
ゴールドマン・サックスの株式トレーダーが2000年当時で6000人いましたが、今では2人。他はなんとAIに任せてちゃっているとのこと。
株式トレーダーと言えば、株価のチェックはもちろん、政治経済、気候変動、資源の価格変動などなどあらゆる情報を元に、売りやか買いかを決めるわけですが、とにかくとてつもなく頭の良い人でないと務まらないようなお仕事。
年収もトップクラスになれば5000万円。それ以上の利益を会社にもたらすということで引き抜きも日常茶飯事。が、これが全てAIがこなしてしまうというのですから、恐ろしい世の中になったものです。
ゴールドマン・サックスを例にとれば、単純に計算しても、約300億円近い人件費が浮いた計算になります。
知的労働の世界でAIが浸透しているとなると、今の自分の仕事も、早々とAIにとって代わるのでは戦々恐々でなりません。
とにかく人間の情報収集力の非じゃない
他にもファンドマネージャーのお仕事もAIに侵食され、既にAIによる投資商品がゴールドマン・サックスや三菱UFJから発売されています。
その情報収集能力たるや人間では到底及ばないもの。
例えば衛生から送られてくる大量の写真を解析する能力では、スーパーの駐車場の混雑具合でスーパーの売上の動向を解析したり、作物の出来栄えの写真を見ながら食物価格の変動を調べたりと、人間の能力をはるかに超えるスピードで解析が行われています。
お手並み拝見
ここまでの情報収集力、加えて的確と言われる分析力を持ってすれば、AI投信は成績優秀な投資商品になること間違いなしだと思うんですが・・・
これから、その運用成績が明らかになってきますが果たして人間の考えた投資商品よりも儲けがいいのかをぜひとも知りたいです。
個人的には、人間の意地というのを見たいものですが、まるごとAIではなく人間と共存が一番いい方向だと思います。
でないと、食い扶持を失う恐れがありますので・・・