えっ、大雨ってマジ?
最近の目まぐるしく変わる天気に少々うんざり。打ち合わせ前は、ハンカチなしではまともに歩けないほど、太陽が燦々と降り注いでいたのに、打ち合わせ終わりでビルから出ると、バケツの水をひっくり返すほどの大雨。呆然と立ち尽くし、喫茶店で時間を潰すなんてこともしばしば
ゲリラを補足
この奇襲攻撃とも呼べるゲリラ豪雨を未然に予測してくれる技術が今回のお話。
何とこの技術が実用化されれば、スマホにあと30分後に大雨が降るので注意してくださいと案内してくれるんです。
未然の案内があれば、ゲリラ豪雨だって怖くない。素早くその場を後にする、コンビニで傘を購入する、なんなら、カッパを購入して、ゲリラと対峙してもいい。
といった感じで、対策が打てます。
便利なサービスの裏は結構大変
この便利なサービスを支えているのが、新聞でも目にするスーパーコンピューターの京。
速さ自慢でしか登場しないスーパーコンピューターと思いきや、社会のため、人のためにも機能しているんです。
で、スーパーコンピューター京のお仕事はと言えば、収集したデータを元に、どの位置に、何分後に、雨雲が発生するかを予測するというもの。
スーパーコンピューター京が予測した降水分布と実際の降水分布がほぼ一致した結果が出ただけに、かなり精度が高いと言えます。
だてにスーパーの名前を冠していません。
補足機器も高機能
スーパーコンピューター京に情報を送るレーダーもすぐれもの。
半径60km、高度14kmの範囲をわずか30秒で観測。従来のレーダーに比べ観測時間を1/10に縮めたというのですから、ゲリラのスピードに十分ついていける性能だと言えます。
天気予報にも応用できる
この精度の高いサービスはゲリラ豪雨予測だけに留まりません。数日先の天気予報や台風の進行方向予測にも役立てられます。
数日先であれば、早めに住民避難をアナウンスできます。
加えてスポーツイベントやライブイベントなどにも応用できます。
夏場に開催されるフェスなどでは、雨がつきもの。稲光が夜空を走り、一時中断を余儀なくされることもあります。
このようなことが未然に予測できれば、フェスを見にきた人も、着替えを持って足を運ぶ必要もなくなるのでは?と思うのです。
東京オリンピックに実用化
大量のデータを高速で処理でなければ、ゲリラのスピードには追いつけない。とういことで、課題は高速処理。データを軽くするなどして速度アップに向けた取組が今現在なされています。
マラソン競技がスタートしたけど選手の危険を脅かすような天気になるようであれば、スタートを遅らせるなどの対応もできます。
もしこれが現実ともなれば、このゲリラ豪雨予測技術は世界に知れ渡ることとなるのでしょうね。