ベストエフォートに違和感
プロバイダーとの契約時によく目にするベストエフォートという表記。これって調子が良ければ、このスピードを出せますけど、状況によっては、このスピードを出せないのであしからずというもの。
これが長年、ネット回線での課題となっていましたが、IOWNというサービスは正確な数字を出せる、つまりスピードをしっかりと保証してくれるというもの。
中の人いわく、これまでのネット回線は下道で目的地までの時間が読めない。一方のIOWNは高速道路を使って目的地までの時間がしっかり把握できるというものなのです。
しかも低電力というのが凄い
このIOWNを実現するパーツを組み込むことで、消費電力も飛躍的に低減できます。ので、このパーツをスマホに組み込めるようになれば、充電回数も大幅に減らせるかもという夢のようなお話まで出てきています。
低遅延型でスピードも申し分なしとなると、さぞ電力消費も高いかと思いきや、低電力とは良い事づくしの技術と言えます。
肝となるのが光技術
IOWNの通信品質と低消費を実現するのが、光技術というもの。こちらは既に長距離・大容量のネットワーク伝送分野で実用化されていますが、これをサーバーや通信機器などにも応用させていこうというものです。
で、これらのハードに組み込むにあたって、どうしてもパーツの小型化がボトルネックとなっていましたが、ようやく小型化の目処が立ったようです。
日本製ハードが世界に出るきっかけになるかも
携帯の基地局は鉄塔と機器類で構成されていますが、この機器部分はほぼほぼ海外勢の独壇場。ファーウェイ、エリクソン、ノキアが全体の7割を締め、日本勢のNEC、富士通は合わせてもわずか2.5%。
が、IOWN技術を機器に搭載できるようになれば、ゲームチェンジャーになり得るかもしれません。
NTTも自社だけ技術を囲うのではなく、仲間づくりにも力を入れており、ソニーやインテル、エリクソン、ノキアなども賛同してくれているとか。
日本の機器メーカーとしては歯がゆいところもあるかと思いますが、技術力でそこはカバーしてくれることを信じています。
とにもかくにも日本発の通信技術が世界に広まることは良いこと。この先のさらなる拡大を期待したいと思います。
IOWNと5Gの違いって何?
IOWNの記事を読んで、思ったのが5Gとの違い?ChatGPTに聞いてみたらこんな回答をもらいました。
IOWNは、複数の分野の最新技術を統合することで、高速で高品質な通信やデータ処理を実現することを目指しています。そのため、IOWNの実現には、高速で低遅延な通信技術である5Gの活用が不可欠となります。また、IOWNは、IoT機器や自動運転車など、様々なデバイスを接続することができることが重要な要素となっていますが、5Gは、多数のデバイスを接続することができるネットワーク技術としても注目されています。
つまり、IOWNの実現には、5Gが重要な役割を果たすことが期待されています。5Gは、IOWNが目指す高速・高品質な通信環境を実現するための基盤技術の一つであり、IOWNの実現に向けた取り組みにおいて、5Gの活用が積極的に進められることが予想されます。
これが正しいかどうかはわかりませんが、とりあえずこのような見方でひとまずIOWNという技術を捉え、理解を深めていきたいと思います。