MaaSは渋滞解消の切り札?

クルマ新商品・サービス

ウーバー渋滞って

街を上げたMaaSの取り組みで先を行くと言われているロスアンジェルス

ところが、その取り組みはまだまだこれからといった感じで、今市民の悩みのタネはウーバー渋滞

ウーバーの普及が進むロスでは、街にウーバー車が溢れ渋滞を引き起こしているとのこと。

空港を降り立ちスマホ片手に近くのウーバー車を探すもなかなか通じない人でごった返し。やっとドライバーに繋がっても空港までに行き着くのにかなり時間がかかるというもの。

移動の幅を広げ効率性を高めると期待されていたサービスなのに、逆に不便が増しているという何とも残念な結果をもたらしています。

これを解決してくれると期待されているのがMaaS

ライドシェア、バス、鉄道、タクシー、自転車などなど。全てまとめて最適な移動手段を提供してくれます。

UBER

ナビタイムはレベル1

MaaSには自動運転カーのようにレベルがあって、ナビタイムのように情報提供してくれるサービスをレベル1と定義しています。

身近な所から既にMaaSが始まっているんですね。

パイオニア,カーナビ

ダイムラーのサービスはレベル2

この情報提供に決済サービスを付け加えたのがレベル2

国内ではトヨタと西日本鉄道がタッグを汲んで提供するサービスマイルートがそれにあたります。

海外では、ダイムラーのムーベルがそれにあたります。

MaaSで先を行くMaaSグローバル

さらに、その上を行くのがサービス提供の統合。フィンランドのマース・グローバルによって既に実用化されています。

イメージとしては旅行代理店が乗車券、搭乗券、ホテルの予約などを代行し、一つのサービスとして提供しているやつと似ています。

マース・グローバルが旅行代理店として、バス、飛行機、鉄道、ライドシェア、レンタル自転車と提携して、移動手段をひとつのサービスにまとめてアプリで簡単に決済もできちゃう

日本でも2019年10月からサービスを開始するようです。ちなみにマース・グローバルの登録者は、非登録者に比べタクシーでは2倍、公共サービスでは1.5倍の利用率が高いとか。

つまり優良顧客クルマを多く保有することにもなり、提携会社としても旨味はあるのかなと。

パイオニア,カーナビ

ところで渋滞解消は実現するの

といわけで、移動全体を統括する会社ができることで一定の交通整理が働き渋滞も少なからず解消すると期待できますが、最終的には自治体の参加が不可欠。

バス優先道路などを設けたり、交通網にカメラなどのデバイス設置を認めてくれたりなど、このような協力ないと民間レベルでは限界があるのは否めません。

それがMaaSのレベル4となるわけで、まだその領域に至っている地域、国はないとのこと。今後さらに広がりを見せてもらうことを期待しています。

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