トナー切れで悲劇
在宅勤務になってからプリンターやデスク照明、椅子などなどかなり充実してきた我が書斎。
これら全てアマゾンでの購入ですが、特に急を要するものではないので翌日着もしくは1週間後に着でも気にならなかったけど、プリンターのトナーが切れた時は当日配送のありがたさを感じたことはありませんでした。
結局、トナーが手元に届くまで出力は一切できず、当然仕事の効率もダウン。翌日には届いてくれたけど、これがネット通販の弱い所だなとあらためて実感しました。
家電量販店の配達がかなり進んでいるらしい
家電量販店のネット通販で先を行くヨドバシカメラ。2000年の初頭から本サービスを手掛け僕もかなりお世話になりました。
今では東京23区域と一部の政令都市に限り最短で90分以内に届けてくれるヨドバシエクストリームを展開しています。費用は速達だけに通常便よりお高いのでしょうけど、僕みたいなトナー切れという急ぎの人にとっては価格なんぞ関係ない、とにかく早く欲しいというニーズがあるんでしょう。
ヨドバシカメラに対抗する形でさ、ヤマダ電機も即日配送を強化。ヤマダ高速便プレミマム配送なるサービスを展開。サービスエリアは福島県の一部地域ですが、今後拡大していくことでしょう。
グループ会社の強み。出前館がフル稼働
家電量販店以外にも日用品の配送で力を入れているのが、文房具のアスクル。明日に届くからでおなじみの老舗ネット通販会社ですが、ヤフー、LINEなどを傘下に持つZホールディングスのいち企業でもあります。
で、同じグループ会社の出前館に、配送をお願いしているとのこと。
新たに人員を確保するのは大変。一方、出前館側も繁忙期はランチは夕食の周辺で、それ以外の時間はやや落ち着いており、業務の平準化で課題でもありました。
てなわけで、両社ともにこれらの課題を解決できる格好で本事業が成立。これで先を行くアマゾンに少しでも追いつこうと考えているのでしょう。
要は費用対効果です
お家時間が増えたことで、暇さえあればポチポチする癖がつき、自制しなければと思う今日このごろですが、僕みたいな人も一定数いると見られ、ネット通販の業績は上げ上げ状態。そこで今回の即時配送なるものが盛り上がりをみせているように見えます。
とは言え、ビックカメラのように慎重な企業もいます。即時配送の実験はしたものの、実施は見合わせ。費用対効果を考えると、やるメリットがないということがわかったのでしょう。
他にもネットスーパーなどは、配送の最低価格ラインをどこに置くかで、相当頭を悩ませているとも聞きます。最適解がなかなか出しづらいのでしょう。
個人的にはそこまで急がなくてもいいよという気がしますが、果たして、この先参入する企業が増えていくのか、それとも撤退する企業が増えていくのか注視してきたいと思います。