東京オリンピックを控えて
東京オリンピックまであと3年。世界中から多くの人が集まり開催中の東京は外国人でどこもかしこもあふれかえることでしょう。
人が集まるってことは、テロ対策はもちろんですが、日本の威信にかけても警備はかなり厳しくなることが予想されます。
民間警備会社も、総動員でことにあることでしょう。その中で総合警備保障会社のセコムは、前回の東京オリンピックで、大会の警備全般を任され、今回のオリンピックも警備を請負、その規模は何と5万人規模というのですから驚きです。
そんなにスタッフを抱えていたのかと改めてセコムの凄さを知るとともに、ビルや住宅の警備に回るスタッフは不足しないのかとちょいと心配になりますが・・・
画像認識技術は相当なもの
クルマなどでここ最近注目の集まっている画像認識技術ですが、セコムは古くからこの技術を導入し、磨きをかけてきていたというのは、あまり知られていないのではないでしょうか。
1998年には、カメラに映る光や影、昆虫などを誤認しない識別技術を既に開発。2010年には、マスクやサングラスした人物を不審者と認識する技術を確立したとか。これらの画像認識の技術をさらに向上させたのが、先の東京マラソンで試験的に導入されたAIと連携した技術。
東京マラソンの裏で最新のセコム技術が・・・
まず、大会中に使用されたカメラが何と100台。コース沿いを監視するカメラ、警備員の胸に取り付けたカメラ、案内看板に設置されたカメラなどなど。
んで、大きな荷物を持っていたり、同じ場所を何度も往復したりといった不審な行動を、AIに事前に登録しておき、同じような事象が起きた場合に、AIが通知してくれるというもの。
実際にあったかは知りませんが、AIが警告を発動すると付近にいる警備員に通知され、現場に急行といった感じなのでしょう。
これにより、省人化はある程度、図れると思います。
他にも群衆が急に動き出すような状況は、何かしらの事件が起きた可能性が高い。
例えば血まみれの人がいきなり集まれば、皆我先に逃げまくるでしょう。その動きが群衆の急激な動きとAIは認知して警告を発動すると思います。
けど、これ全て人力
製造業で、AIを教育していくのも人の手によるところが大きいという話を聞いたことがあります。
AIに不審者の動きを登録するのも、これまた人力によるもの。
セコムはその道のプロですから、色々な不審者の動き事例を持っていることでしょう。
後は、誤認をいかに避けるかでしょうね。例えばマラソン大会中に、引っ越し作業をする輩などがいたら、不審者と間違えることは可能でしょうね。
いきなり怖いお兄さん方に囲まれたら、ビビるまくるのもいたしかたないかも。
まぁ、観客側も、大会中にそんなことをする人はいないと思いますが・・・
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