中国で爆発的ヒット
中国で爆発的にヒットした自転車シェア。スマホを使ったこのサービス、日本にも先んじて事業化したのは尊敬の念さえ感じました。当初は・・・
が、その後は、大量の放置自転車が社会問題となり、このサービス自体の将来性を疑問視する声も。
最近では、このサービスに関する記事を目にしないことからサービス自体が停滞しているかもしれませんね。
一周遅れで日本でもサービス開始
中国での大ヒットを受け、日本でも自転車シェアサービスに参入する企業が相次いでいます。やや周回遅れの感じも否めませんが。
で、その参入企業には、ネット企業や通信会社が多いとか。最大手と言えばドコモ。サービス開始時期は2011年と中国でヒットする前からサービスを始めています。利用エリアは、都内、横浜、仙台など24都市とかなり広域で事業を展開しているのが特長。
他にもソフトバンク、Yahoo!系の会社であったり、メルカリ系、そしてLINEもこのサービスに参入しています。
そもそもこれらの会社は本業の方で、多くの会員を抱えています。ので、会員向けにアナウンスすることで、早期に一定量の利用者を確保できるという利点があります。
これが非ネット系・通信系との大きな違いではないでしょうか。
ウハウハと思いきや
自転車シェアのサービスは、所定の駐輪所で自転車を借りて、それをまた元の駐輪所、あるいは別の駐輪所に止めればOK。ある意味乗り捨てOKと利用者にとっては大変ありがたいサービスです。
皆がこのようにルールを守ってくれれば良いのですが、乗り捨てをしたり、自転車を壊したりするという困った利用客もいるそうで、海外ではフランス、イタリアに進出した香港企業が、あまりにも利用者のモラルがひどいということもあり、撤退を余儀なくされたという事例も上がっているほど。
駐輪所確保が肝
利用時間帯も朝、夕方にピークを迎えるようで、恐らく最寄りの駅から職場まで自転車を利用というケースが多いのでしょう。となると、場所によっては駐輪所がキャパオーバーとなり、歩行の妨げになったりと近隣住民への迷惑にもなってしまう。てなわけで、わざわざ自転車を分散するトラックが出動して、各駐輪所のバランスを取っていたりと涙ぐしい努力をしているのが実情です。
事業化するにはまだまだ先かも
といった訳で、まだサービスが始まって間もないですが、何かとコストがかかるというのが各社見えてきたのではないでしょうか。黒字化するまでにはまだまだ解決すべき課題が山積みのようで、普及にはもう少し時間がかかりそうな感じがします。
けど、需要はあると思いますので、法人契約をするなどして大口契約で活路を見出してみたらどうかなと思った次第です。