GOするでおなじみのタクシーアプリ。車両提供事業にも進出?

GO新商品・サービス

どうする、GOするのフレーズが耳から離れない秀逸CM

混沌を極めるタクシー配車アプリの中で、後発組とも思われるGOですが、「どうする、GOする?」のCMが連日のように流れ、すっかり業界内で一番元気のある会社にも見えます。

EV車リース事業にも進出。GOする

それを裏付けるかのように、この度、GOはEV車の配車事業にも進出することになりました。

国の補助施策をきっちりと活用し、2031年までに最大2500台のEVタクシーを提供します。

IT系はフットワークの軽さが信条なのに、ハードを持つことで駐車スペースの確保から、リース管理業務など何かと本業に支障をきたすのではと不安になりますが、勢いのある今、この好機を逃さじと中の人は思ったのでしょう。

タクシーはEV普及には欠かせない存在かも

世界的に普及が進むEVですが、日本では2022年が元年とも言われ、ようやく、あのトヨタがEV車を発表しました。

ので、ほぼほぼEVに関するノウハウや知見はないも同然。基礎データとも言える走行データは早期に欲しい所。

となってくると、自家用車よりも圧倒的に走行距離の多いタクシーは、ある意味データの宝庫とも言えます。

バッテリー再利用事業の面でも一役

このデータを元に、実際の走行距離はどんだけあるのか、季節に応じてバッテリーの充電に変化があるのか、はたまた寿命はどのくらい等、実際に走らせてみないと見えてこないデータを早期に蓄積することができます。

さらにバッテリーの再利用事業においても、貴重となるデータを取得できることでしょう。

こちらも世界的にバッテリーの再利用を行う専業会社が頭角を表してきており、日本も早く取り組みを進めないと本事業を全て外資に持っていかれてしまう恐れもあります。

まとめ。IT系がリアルにも進出する脅威

配車アプリGOを運用する会社は、車両というハードのリース事業を通して、走行データなどの外販にも力を入れていく気がします。

自家用車に比べてハードな環境でカーライフをおくるタクシーですから、カーメーカーにとっては喉から手が出るほど欲しい情報だと思います。

ネット上、机上の計算では見えないリアルな情報を求めて、IT系企業がリアルな世界に進出してくるのも今後さらに加速していくことでしょう。

タクシー配車アプリの覇者がどこになるのか。今後の動向を注視してきたいと思います。

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