サブスクリプションとは
耳慣れない言葉のサブスクリプション。いわゆる定額制というヤツです。
定額制と言えば携帯電話料金や雑誌の定期購読などが真っ先に思い浮かびますが、最近では飲食店などにも広がりを見せているとのこと。
定額制にして赤字にならないの?といらぬ失敗はよそにどのお店もお客の評判は良いみたいです。
カフェのサブスクリプション
コーヒーショップ、ハンデルスカフェでは、月額5800円の定額制サービスを実施。
専用アプリを店員に見せるだけでコーヒーや紅茶などを何度でも飲めるというもの。
他にも「コーヒーマフィア」というカフェでもサブスクリプションサービスを実施。こちらは対象メニューが異なる3000円コースと6000円コースの2種類を用意しています。
評判は上々
コーヒーマフィアでは、このサービスの平均利用回数は19回。月の2/3はお店に来店しているわけですから高いリピート率ということが伺えます。
お店側にとっては常連客づくりにはもってこいのサービスかと思います。
またアプリより購買データが蓄積されるので、好みに合ったサービスの提供も十分考えられます。
客側にとってもありがたい
お店に入ってスマホを見せれば注文したコーヒーがさっと出てくる。余計なお会計もなく急いでいる時には大変助かります。
店内で時間を潰したい時には気兼ねなく何度でもおかわりできますし、しかも最初の飲み物とは異なるものを注文できたりもするわけですから、ゆっくりとコーヒーの香りとともに優雅な時間を過ごせるわけです。
このようにお店にとっても客側にとってもいい事づくしのサービスと言えます。
ラーメン屋でもサブスクリプション
変わり種としてはラーメン屋のサブスクリプション。
野郎ラーメンでは、月額8600円で1日1杯のサービスや麺増しやトッピングを一つ頼める「野郎まんぷく定期券」なるサービスを展開しています。
1日1杯の定額サービスを日割りにすると約300円。原価スレスレかと思いますが、ペイできる仕組みに仕上げたのは凄いですね。
サブスクリプションはこれからのスタンダードか
このような継続して顧客と接点を持つ仕組みは、これからの商売において非常に重要になってくると思いました。
ただでさえブランドスイッチが激しい世の中ですから、常連客づくりというは商売を安定機動に乗せる上で非常に重要だと思います。
家電の世界においても、それまでの売り切って終わりではなくその後、あの手この手で顧客との接点を持と様々な工夫が行われています。
ソニーのアイボしかり、シャープの食材配達などなど。
今後どんなサブスクリプションサービスが出現するのか楽しみでなりません。