久々びっくりニュース
世界の注目を集めていたイギリスのEUの問題。離脱派優位、残留派優位と日によってコロコロ変わる戦況に一喜一憂していたにも関わらず、不覚にも、結果を知ったのはツイッター。
まぁ、そんな事はさておき、離脱の文字を見た瞬間、思わず二度見。遠い昔に経験したサッカー日本代表のドーハの悲劇レベルのショックを受けたのは言うまでもありません。
戦前の予想では・・・
離脱、残留と世論調査はコロコロ変わっていましたが、投票前日の報道では残留派優位と言われていたので安心していたのに、まさかの逆転負け。
得票数では約10万票の差。世代別に見ると、年配の方々に離脱票が多く、若い世代は逆に残留に投票。
これは世界の盟主と呼ばれていた古き良き時代を知る層とグローバル化が進む世界を受容する戦いでもあった気がします。
景気後退は避けられない
イギリス国民ではありませんが、個人的には残留を支持していました。というのも一番の不安は景気後退。あのデフレ時代の暗黒世界に戻るのかと思うと・・・。
根拠なき値下げ要請、不毛な競合入札の連発、果ては注文数の激減などなど。
新聞を読んでも、論調としては景気は厳しくなるでしょう。が大勢を占めています
離脱派の言い分もわかる
とは言うものの離脱を主張する切実な声も理解できます。
特に移民問題はかなり深刻。
ある街では住民の6割が移民で素性がわからないし、言葉も通じない。おらが村なのに、どこか別の国に住んでいるような感じ。
しかも、もしかしたらテロが起きるかも?といった不安を抱えながら暮らしていかなければならない。心休まることもないでしょう。
イギリスに主権を
離脱派を引っ張ってきた前ロンドン市長は、EUから主権をイギリスに取り戻すと言っています。
EUに支払っているお金を自国のために使おうと。
自由貿易の推進者たるイギリスも、いつのまにか保護貿易思想に変容しており、今イギリスの置かれている状況がかなり差し迫っていることが伺えます。
エゴとエゴの戦い
残留派は世界経済のため、離脱派は心やすまる安心な暮らしを取り戻すと主張。
残留派の世界経済のためとは言っても、結局、僕みたいに不景気になるのは嫌だよというのが根底にあるはず。
それは離脱派の主張する安心な暮らしを取り戻すと何ら変わらず、突き詰めると、自分が一番大事ということ。
まさにエゴとエゴの戦い。今回のEU騒動を振り返ると、ミスチルのシーソーゲームが頭の中をグルグル回るのは僕だけでしょうか・・・