家屋、森林、農作地。放置プレイに歯止め

相続で山をもらったは良いけれど

資産と言えば、祖母が残した田舎にある山。そんな話を聞くと、なんて羨ましいと思うけれど実態はさにあらず。

資産を引き継ぐにあたっては、お金が発生するということで逆に引き取らないことが相当数います。

というのも登記費用、境界確認、司法書士などで数十万円位。。となると、わざわざ売れもしない山のためにお金を支払うのは無駄。そもそもそんなお金払えないということもありえます。

というわけで、所有者不在の放置山林が日本のあちらこちらに出来てしまうのです。

自治体も所有者探しをしたいけれど、これまたコストがかかって、なかなか踏み出せない。

両者が手をつけないものだから、放置山林が増幅してしまう悪循環に陥っているのです。

森林

空き家問題も改善していかないと

空き家も同じような理由だと思います。空き家が増えると、浮浪者が家に住みつくような治安の悪化、ねずみ増殖などによる衛生面の悪化が起きる可能性があり、都市部でさえ大きな社会問題となっています。

地方部となれば、さらに深刻でしょう。

廃屋

森林保有者もつらいよ

森林、家屋の他にも農耕地も放置されています。現在これらの資産を保有している人でさえ負担に感じているとか。

さらに森林保有者に限れば、5割の方が継承者が決まっていないとか。

民法では、放置された資産は国庫に帰属するとなっていますが、現状、国に資産を返すことはできません。

2016年に島根県の土地所有者が資産放棄の裁判を起こしましたが、その主張は退けられました。

法律で定められているのに、主張が認められないというのはどこか釈然としませんが・・・。

森林

政府を手をこまねいているわけではない

このような現状を踏まえて、2018年3月に所有者不明土地利用の円滑化等に関する特別措置法閣議決定しました。

国土交通省の報道資料を僕なりに咀嚼すると、公共事業、あるいは福祉事業に関する土地利用であれば放置資産を活用できますよというもの。

手続き自体も従来よりも簡素化しますよと。

これで多少なりとも森林や農耕地の放置資産は有効的に使われると思いますが、問題は家屋。

大きさ的てにも公共事業や福祉事業で使えるようなサイズでもないし、放置がやむとも思えません。

例えば、家屋を売りたい、資産を放棄したい受け皿を作って、それを買いたいとする方とのマッチングサービスをしてみたり、民泊会社に売ってみたり、はたまたホームレスの方々の施設にしてみたりと再利用の方法をいくつか作らないとはなくならいと思います。

廃屋