訪日客激増の今だからこそ
勤め先の周辺でも、よく目にするようになった訪日外国人。明らかに一昔前に比べると増えているのを肌で感じます。
それもそのはず。前年同月比で約50%も増えているのですから。特に、その増加を支えているのが中国人。政治的にはイマイチしっくりこない間柄ですが、その数、同約130%アップというのだから、国民レベルでは嫌日はさほどひどくない感じを受けます。
迎え撃つ日本企業も前のめり
インバウンド需要を取り込もうと百貨店や家電屋さんも免税売り場を強化。セブンイレブンも免税売り場にも力を入れだしています。それほどにインバウンド需要が、商売の中で重要度を増しています。
爆買いの中国人とは
購買力が日本人とケタ違いということもあるでしょう。数十万の高級品がスポスポ売れることれば、これはもう上客と言ってもいいでしょう。
で、この中国人。北京や上海在住の富裕層の中には、株式投資で財を築いている方が多いようです。
上海株は1年で2.5倍も高騰とさながらバブル状態。この好機を掴んで、財を膨らましている感じがします。けれど、ここ最近になって、その勢いも失速。3割減というのだから株主としてはかなりのダメージでしょう。
顕在化はしていないけれど
日本の小売関係者には、まだ株価下落の影響は出ていないとの声が大半を占めますが、一部の中国人の中には、買い控えが見られ、高額品の購入を控え、株の再投資資金に資金を回すという方もチラホラ出ているようです。
7月以降に影響が出るかも
日本への旅行は、たいがい約1ヶ月前。今、来日されている観光客は6月時点で、株価が右肩上がりの時期。となると8月に訪日される中国人の購買力で株価下落の影響が見えてくるかもです。
インバウンド需要が失速するとなると日本経済は大丈夫かな