地球温暖化が招くコーヒー高騰
ほぼ毎日と言っていいほどコーヒーがほぼ生活の一部となっている僕。コーヒーを飲まないと1日が始まらないという人もきっと多いはず。
確かにこれまでコーヒーの生産量が影響しているのか、値上がり、通常価格を繰り返してきた感じがしますが、将来的には右肩上がりの値上がりの一途を辿るのでは?と心配されているというのですから、のっぴきなりません。
コーヒーは繊細なんだよ。
原因は地球温暖化。こんな所にまで影響しているのかと驚きを隠せませんが、コーヒー生産の約6割を占めると言われているアラビカ種の生産地がこのままでは減少していくというもの。
コーヒーはそもそも繊細な生き物で、年平均20度ほどで日当たりが良くて、水はけが良くないと育ってくれません。
が、昨今の気温上昇に伴い、これまでの生産地では生育に適さない。
これまで標高1800mで作っていましたが、適した気温にすべく標高をさらに上げざるをえない。
となると、コストも上昇していき、最終価格も値上がりしてしまうのです。
跡継ぎなし問題も・・・
足元では、低価格に抑えられえいるコーヒー。生産者の暮らしもかなり厳しいとのこと。
というのも、一般の農作物と異なり収穫には3-5年かかるわけです。
その間、資金援助がなければ、ほぼほぼ持ち出し。体力のない生産農家は厳しく、コーヒーから別の農作物の生育に切り替えて、コーヒー生産地を放棄したりという問題も噴出。
高騰するのは消費者にとっては厳しいけど、生産者の暮らしが逼迫しているのであれば多少の値上げは致し方ないかなと思いました。
需要爆発。主役は中国
一方で、需要が爆発的に増えているというのもコーヒー価格高騰の一因と言われています。
主役は中国。食の世界でも見られましたが、コーヒーの世界でも同じような事が起きています。
まだ欧米や日本には及ばないものの、伸び率は年6%で増えており、この先も衰えないとも言われています。
さらに生産国のブラジル、インドネシアでも需要が増えており、価格高騰が現実実を帯び始めました。
新たな生産地を求めて
例えば、味の素では、丸紅と提携して、鹿児島県でコーヒー栽培を開始。
生育に適した条件は満たしているものの、課題は台風の影響をどのようにしてしのいでいくか
他にも丸紅は、ラオスでのコーヒー栽培を手掛け始めており、新たな生産地探しも始まっています。
そのウチ、土地別のブランドコーヒー豆として流行りだせばいいんでしょうけど・・・